ベンゼマ&バルベルデ弾でマドリーが250回目のクラシコに3-1快勝!バルサはリーガ初黒星で首位陥落

2022年10月17日 江國森(サッカーダイジェストWeb編集部/現地特派)

12分にエースが先制ゴール

ベンゼマ(左から2人目)が先制点を挙げ、喜ぶマドリーの選手たち。(C)Getty Images

 10月16日、ラ・リーガ第9節の大一番、レアル・マドリー対バルセロナのエル・クラシコが前者の本拠地サンティアゴ・ベルナベウで開催された。

 記念すべき公式戦250回目(対戦成績はマドリーから見て100勝52分け97敗)となったこの伝統の一戦で、マドリーは故障中のクルトワに代わってGKにルニンを起用。最終ラインは右からカルバハル、ミリトン、アラバ、メンディ、アンカーはチュアメニでインサイドハーフがモドリッチとクロース。3トップは右からバルベルデ、ベンゼマ、ヴィニシウスが並んだ。

 対するバルセロナは、GKはテア=シュテーゲン、怪我人続出のDFラインは、右からセルジ・ロベルト、故障から復帰したクンデ、エリク・ガルシア、バルデ。アンカーはブスケッツで、インサイドハーフはガビではなくデ・ヨングとペドリ。前線は、右からラフィーニャ、レバンドフスキ、デンベレを配した。

 先に決定機を作り出したのは、ここまで7勝1分けで並びながら得失点差で2位のマドリーだ。7分、モドリッチのサイドチェンジのパスから、メンディ→ヴィニシウスと渡り、シュートを放つも、DFにブロックされる。

 12分には、クロースがブスケッツのマークを振り切り、ヴィニシウスへスルーパス。持ち込んだブラジル代表FWのシュートのこぼれ球をエースのベンゼマが左足で流し込み、マドリーが先制する。

 バルサにビッグチャンスが訪れたのは25分。ペドリの展開からラフィーニャのグラウンダーのクロスに、レバンドフスキがファーで詰めるも枠に収められない。

 迎えた35分、マドリーはヴィニシウス→チュアメニ→メンディと渡り、最後はバルベルデが右足を一閃。強烈なミドルシュートで追加点を奪う。
 
 後半に入って52分には、モドリッチの局面打開からヴィニシウスがサイドチェンジ。ベンゼマが左足でゴラッソを叩き込むも、オフサイドでゴールは認められない。

 流れを変えたいバルサは60分、バルデ、ブスケッツ、ラフィーニャを下げて、ジョルディ・アルバ、ガビ、フェラン・トーレスを送り込む。さらに73分にデンベレに代えてファティを投入すると、77分にショートカウンターからファティが狙うも枠を外れる。

 それでも83分、左サイドからのクロスをレバンドフスキがヒールで流し、フェランが詰めてアウェーチームが1点を返す。

 だが、後半アディショナルタイムにロドリゴのPKで突き放したマドリーが3-1で勝利。宿敵に初黒星をつけ、首位に返り咲いた。

取材・文●江國森(サッカーダイジェストWeb編集部/現地特派)

【動画】最後はベンゼマが左足を一振り!マドリーの先制点は圧巻のロングカウンターから

【PHOTO】レアル・マドリー3-1バルセロナ|バルベルデの強烈ミドル炸裂!ベンゼマも決めて250回目のエル・クラシコは快勝!

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