「どうせブサイクだから」流血のリュディガーが放った一言が、マドリディスタに大反響!「真の戦士」

2022年10月14日 サッカーダイジェストWeb編集部

「ただの切り傷だ」

貴重な同点ゴールを決めた後、頭から血を流していたリュディガー。(C)Getty Images

 現地時間10月11日に行なわれたチャンピオンズリーグ・グループステージ第4節で、レアル・マドリーはウクライナのシャフタール・ドネツクと対戦。後半立ち上がり早々に失点を喫したが、その後は押し込み続け、後半アディショナルタイムにDFアントニオ・リュディガーのゴールで、どうにか引き分けに持ち込んだ。

 しかし、殊勲弾のリュディガーはゴール後に悶絶してピッチに倒れ込んだ。敵GKとDFと接触し、頭部から流血する怪我を負ったためだ。マドリーの公式発表によれば、ロッカールームに引き上げたのち、ドクターの手当てを受け、20針も縫ったという。

 マドリーの公式YouTubeは、その様子が収められた動画を公開。ロッカールームに自らの足で向かったリュディガーは、ベッドに横たわり、ドクターたちの手当てを受ける。患部は詳細には見えないものの、傷が縫われる様子も見られる。本人の意識はしっかりしているようで、ゴールをアシストしたトニ・クロースなど同僚が、かわるがわる様子を見に近づく様子も収録されている。
【動画】スタッフに止血されながらロッカールームに引き上げ…生々しいリュディガーの治療の様子をチェック
 同僚のひとり、オーストリア代表のダビド・アラバは治療が終わるまで見守っていたようだ。治療を受けつつ話しかけられたリュディガーは、「大丈夫だ、兄弟。ただの切り傷だよ。大した事じゃない。どうせ俺はブサイクだから」と軽口をたたき、最終的にカメラにピースもしてみせた。

 その後、リュディガーも自身のSNSを更新。ニーチェの「お前を殺さないものはお前をもっと強くする」という言葉を引用しつつ、「俺は大丈夫。すべてのメッセージに感謝を」と綴っている。

 この投稿に、マドリディスタからは「君は真の戦士だ」「最高のチームだ。それは君のような選手のおかげ」「ブサイクなんかじゃないぞ! 素晴らしかった」「全マドリディスタが君にほれ込んだよ」「ゲルマン魂を見た」「本当にありがとう、何よりも崇高な、戦う姿勢を見せてくれた」と称賛が寄せられている。

 怪我の具合が懸念されるが、どうやら週末に予定されているクラシコには本人が強く出場を望んでいる様子だ。現地メディアによれば、強打した目の視力の回復次第とされるが、果たしてマドリーの"無敗"を守った29歳は、バルセロナとの対決に出場するのだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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