「全ての問題をマエダのせいにはできない」指揮官が決定力不足言及の前田大然、地元メディアは擁護!「監督が彼を放り出すことはない」

2022年10月13日 サッカーダイジェストWeb編集部

「このレベルでは最後の仕上げが本当に重要」

今シーズンはここまで公式戦1ゴールの前田。(C) Getty Images

 指揮官は、フィニッシュの精度が課題だと公言した。ただ、セルティックの得点に関する問題すべてが前田大然の責任でないことも当然だ。

 10月11日のチャンピオンズ・リーグで、セルティックはRBライプツィヒにホームで0-2と敗れた。開始早々に惜しいヘディングシュートを放った前田だが、ネットを揺らすには至らなかった。

 常に献身的な仕事で高く評価される日本代表だが、FWとあって決定力の物足りなさを指摘する声や、一部でベンチに置くべきとの批判もある。

 アンジェ・ポステコグルー監督も、前田は「本当によく働いてくれている」としつつ、「ゲームの他の側面を学ばなければならない。このレベルでは最後の仕上げが本当に重要なんだ」と指摘した。
 
 だが、指揮官は「彼を諦めたりはしない」とも強調した。セルティック専門サイト『67 HAIL HAIL』も、「マエダがセルティックの大きな問題だとは思わない。今はみんなチャンスを外している。キョウゴ・フルハシもギオルゴス・ギアクマキス、だ。全ての問題をマエダのせいにはできない」と、快足アタッカーに対する信頼を改めるべきではないと報じている。

「今の彼が安定した調子でないことは本当で、ポステコグルーもそれは無視しようとしていない。改善が必要だと認めている。それでも、現在調子を落としている選手への信頼を失い、別の方向に行きすぎるタイミングではない。昨シーズンのマエダは半シーズンで8得点を挙げた。監督が彼を放り出すことはないのは確かだ。そして、日本代表が今後の試合に出続けても驚きではないだろう」

 もちろん、さらなる成長が必要なのは確かだ。ただそれは、誰よりも本人が目指しているに違いない。ポステコグルーの下で24歳がどこまで飛躍できるのか、今後に注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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