ポイントにはつながらなかった。だが、チャンピオンズリーグ（CL）初ゴールを決して忘れることはないだろう。

　フランクフルトの鎌田大地は10月12日、グループステージ第４節のトッテナム戦で先制点を挙げ、CLでの自身初ゴールをマークした。だが、チームはその後逆転を許し、２-３で敗れている。

　ホームでトッテナムとスコアレスで引き分けていたフランクフルトは、敵地に乗り込んでのリターンマッチで均衡を破った。

　14分、トッテナム最終ラインにボックス内でハイプレスを仕掛けてボールを奪ってチャンスをつくると、最後はゴール前に飛び込んできた鎌田ががら空きとなったゴールにシュートを流し込んだ。

　イタリア『TUTTOmercatoWEB』は、採点記事で鎌田に及第点の６点をつけ、「待ち伏せするハヤブサのようにタイミングを見計らい、最初の大きな不注意でトッテナムを叩いた。守備でも大きく助けになった」と賛辞を寄せた。
 

　しかし、フランクフルトは前半のうちに３失点して逆転負け。４ポイントのままでグループ最下位に転落した。鎌田と並んでスタメンに名を連ね、３バックの中央でプレーした長谷部誠にとっては、悔しい一戦となっている。

　その長谷部について、TUTTOmercatoWEBは4.5点と辛口評価。「ハリー・ケインに先んじられ、地獄への高速道路を開いてしまった」とこき下ろしている。

　なお、同組では守田英正が所属するスポルティングが、ホームでマルセイユに０-１と敗戦。グループ３位に転落している。守田は先発出場したが、19分に味方に退場者が出たことで、22分に交代を余儀なくされた。TUTTOmercatoWEBは、守田は採点なしとしている。

首位トッテナムから最下位フランクフルトまで３差でひしめき合うグループDを制すのは、どの２チームとなるのか。次節、フランクフルトはホームにマルセイユを迎え、スポルティングは敵地でトッテナムと対戦する。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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