【J1採点&寸評】横浜0-1磐田|劇的決勝弾の高卒ルーキーがMOM。番狂わせを演出した指揮官も高評価

2022年10月13日 サッカーダイジェストWeb編集部

横浜――ポゼッションで圧倒するも2試合連続の無得点

【警告】横浜=水沼(67分)磐田=遠藤(72分)、大津(89分)
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】古川陽介(磐田)

[J1第27節]横浜0-1磐田/10月12日/日産スタジアム

【横浜|採点】
スタメン)
GK
高丘陽平 5.5

DF
小池龍太 5
岩田智輝 5.5
エドゥアルド 5.5
永戸勝也 5(79分OUT)

MF
渡辺皓太 5.5(79分OUT)
藤田譲瑠チマ 5.5
西村拓真 5(65分OUT)

FW
水沼宏太 5(71分OUT)
レオ・セアラ 4.5(65分OUT)
仲川輝人 5.5

途中出場)
MF
マルコス・ジュニオール 5(65分IN)
FW
アンデルソン・ロペス 5(65分IN)
FW
エウベル 5.5(71分IN)
DF
角田涼太朗 -(79分IN)
MF
喜田拓也 -(79分IN)

監督)
ケヴィン・マスカット 5
 
【横浜|寸評】
 4日前に0-2で敗れたG大阪戦から先発メンバーを4人入れ替え。前半から圧倒的にポゼッションで上回るも、攻撃面では本来のテンポの良いパス回しが影を潜め、両ウイングバックがディフェンスラインに加わって5バック気味になる磐田の守備を崩せない。

 ハーフタイムに指揮官から「自分たちのボールの時、ボールと人がもっと動くことを意識しよう」と指示を受けた後半は、攻撃面での動きが改善し攻勢を強め、CKからチャンスも作るがゴールを割れず。逆にカウンターから84分にゴールを奪われ、0-1で敗戦。G大阪戦後に水沼が指摘した「決め切る」という課題を克服できなかった。

 ボランチの藤田と渡辺は攻→守の切り替えが早く、中盤でのボール奪取が光ったが、守→攻ではボールの出しどころを探すシーンが散見された。CBのエドゥアルドと岩田はインテンシティの高い守備を披露するも、失点シーンはもう少し寄せたかった。

 7試合ぶりに先発出場したⅬ・セアラは、ボールを引き出す動きを見せるもタイミングが合わず。エウベルに代わって先発した仲川は持ち前のスピードを活かして仕掛けたが、チャンスを作り出せなかった。

 後半途中から投入されたエウベルはキレのあるドリブルと推進力で前線を活性化。しかし得点には繋げられなかった。

※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定したこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。

取材・文●金子徹(サッカーダイジェスト編集部)

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