「本当によく働いてくれているが…」ポステコグルー監督が前田大然につけた注文は?「他の側面を学ばなければならない」

2022年10月13日 サッカーダイジェストWeb編集部

「このレベルでは最後の仕上げが本当に重要」

得点力に課題を残す前田。(C)Getty Images

 セルティックのアンジェ・ポステコグルー監督が、横浜F・マリノス時代から指導している愛弟子に注文をつけた。

 現地時間10月11日に開催されたチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ第4節で、最下位のセルティックは、RBライプツィヒとホームで対戦。チャンスは作るもことごとく逃し、75分以降の2失点で0-2と敗れた。この結果、2試合を残して決勝トーナメント進出の可能性は消滅した。

 左ウイングで先発した前田は、開始早々に惜しいヘディングシュートを放ったが、以降は思うように攻撃面でインパクトを発揮できず。これまでのCL3戦と同様に不完全燃焼に終わった。

 元横浜指揮官は試合後の会見で、記者から「マエダはいつもとても努力をしているが、ゴール前では運がない。この状況にどう立ち向かうか?」と問われると、こう思いを明かした。
 
「人々がフィニッシュの部分に注目しているのは知っている。今日はちょっと不運だったけど、彼は本当によく働いてくれている。先週の試合から、相手の右サイドの攻撃の危険性を感じていたなか、守備が素晴らしかったので、チームの助けになった。

 しかし、彼はゲームの他の側面を学ばなければならない。このレベルでは最後の仕上げが本当に重要なんだ。毎試合、得点を奪えるポジションにいるが、なかなかゴールが決まらない」

 そのうえで「完全な選手ではないという理由だけで、彼を諦めたりはしない」と言い、辛抱の必要性も説いた。

「ジョー(・ハート)以外の選手は、年齢的にも経験的にも、みんな大きく飛躍している段階だ。私は野心的なサッカーをしたいので、彼らにとっては試練になるだろう。しかし、私は決して落胆していない。むしろ、この道を進み続けるべきだと勇気づけられている」

 無尽蔵なスタミナから繰り出される鬼プレスで声価を高めている前田だが、今シーズンに挙げたゴールは、リーグカップでのわずかに1つだけだ。より必要不可欠な存在となるためには、シーズンを通しての高い決定力が求められる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画】「前田エンジンやべえ」「はっやいな」驚異的なスピードを見せた前田大然のぶっちぎりドリブル

【PHOTO】「美人すぎる」、「セクシーすぎる」フットボーラーの妻&恋人たち

【PHOTO】C・ロナウド、アグエロ、ベンゼマ、イブラ、ポグバetc…世界的名手たちが誇るスーパーカーを厳選&一挙紹介!

次ページ【動画】「前田エンジンやべえ」「はっやいな」驚異的なスピードを見せた前田大然のぶっちぎりドリブル(5分34秒~) ※視聴は「YouTubeで見る」より

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事