「スペインで簡単に手に入るものは何もない」元日本代表監督アギーレが日西サッカーを徹底比較!足りないものはズバリ…

2022年10月11日 サッカーダイジェストWeb編集部

現在はマジョルカで指揮、昨季は久保と共闘

かつて日本代表監督を務めたアギーレ。現在はマジョルカで指揮を執る。(C)Getty Images

 元日本代表監督で、現在はマジョルカで指揮を執るハビエル・アギーレが、クラブ公式メディアのインタビューに対応。日本のサッカーについて語った。

 アギーレはブラジル・ワールドカップ後の2014年7月、アルベルト・ザッケローニの後任として、日本代表の指揮官に就任。しかし、サラゴサ時代の八百長関与疑惑により、わずか8か月で契約を解除された。

 以降、エジプト代表やレガネスなどを指揮し、今年3月からマジョルカの監督に。昨シーズンは、レアル・マドリーからレンタルで加入していた久保建英(現レアル・ソシエダ)らを擁し、最終節に劇的な1部残留を決めた。

 経験豊富な63歳のメキシコ人指揮官は、10月11日に公開されたインタビュー映像内で、「日本とスペインのプレースタイルの共通点」を問われると、こう答えている。

「戦術に規律があるところかな。日本のサッカー選手はとても規律正しいし、スペインでもそれは見て取れる。リーガは戦術的な規律が非常に厳しいリーグだ。ピッチ上の混乱がなく、クレイジーなスコアや偏ったバランスの試合は見られない。戦術的な規律が厳しいのは日本も同じだと思う。2014年当時の日本代表では、確かに秩序と戦術的な規律によって鍛えられたアイデンティティを構築していた」
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 一方で、相違点は「競争心のレベルかもしれない」と分析。文化的背景から来る性格面に触れている。

「日本はスペインと比較して同じレベルの競争心を持っていない。スペインで簡単に手に入るものは何もないんだ。競争心は全くもって違う。それは特にずる賢さの部分で表われる。ストリートサッカーで身に付くもので、ラテンサッカーのマリーシアと結びついている。

 日本人のメンタリティにはないものだ。時間の経過とともにそうなっていくのだろうが、騙すとか嘘をつくということではないんだ。あと少しの競争心、それが足りてない。そういう小さなことがピッチの上での競争力をより高める」

 日本代表はカタール・ワールドカップのグループステージで、スペイン代表と対戦する。アギーレが指摘するハングリーさでの劣勢を、チーム力で埋められるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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