現在はアメリカのDCユナイテッドで監督を務める元イングランド代表FWウェイン・ルーニー氏が、クリスティアーノ・ロナウドの現状について語った。英紙『Daily Mail』が伝えている。

　37歳のポルトガル代表FWは、マンチェスター・ユナイテッド復帰２年目を迎えた今季、プレミアリーグでの先発はわずか１試合で、先日のマンチェスター・シティ戦（３－６）では出番さえ訪れず。得点もヨーロッパリーグのシェリフ・ティラスポリ戦（２－０）で、PKで奪った１つのみに留まっている。

　今冬の売却も取り沙汰されるなか、ルーニー氏は現地時間10月７日に取材に応じた際に、かつてユナイテッドで共闘した盟友に言及。C・ロナウドの永遠のライバル、リオネル・メッシの名も持ち出し、こう指摘している。
 

「クリスティアーノとメッシは、このゲームをプレーしたなかで最も偉大な選手だが、結局は時が私たち全員に追いついてしまうんだ。彼は22歳や23歳の頃の選手でないのは明らかだ。彼にとっては厳しい現実だ。彼を知っているだけに、ベンチに座っているのは非常に難しいだろう」

　ただ同時に、"世界一の負けず嫌い"が、このまま終わるはずはないとも考えているようだ。

「忍耐強くいれば、チャンスは必ずやってくる。彼がそのチャンスを掴み、自分の道を切り開こうとするのは確かだ」

　衰え知らずと形容されてきたスーパースターだが、明らかに陰りが見えてきている。このままサッカー界の主役の座をアーリング・ハーランドや、キリアン・エムバペら後輩に譲ってしまうのか。ルーニー氏もエールを送るように、復活を期待したいところだが……。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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