日本女子代表（なでしこジャパン）は10月９日、長野UスタジアムにてMS＆ADカップ2022でニュージーランド女子代表と対戦し、２－０で勝利を収めた。

　来夏に開幕の女子ワールドカップに参戦するなでしこジャパンは、６日に国際親善試合でナイジェリアと対戦し、２－０の快勝。中２日でニュージーランドとの一戦に臨んだ。

　序盤から日本がボール保持率で上回る。４分、この試合が代表初スタメンとなった18歳の藤野あおばが、右サイドから積極的に仕掛けるなど、相手ゴールを強襲する。

　敵陣に押し込む時間が続くなか、アタッキングサードでテンポ良くパスを回し、再三好機を創出。ゴール前まで持ち込んで得たシュートチャンスは、フィニッシュの精度を欠いて、得点に繋がらない。

　26分に右CKから高橋はなが合わせたヘディングシュートは、ゴール右に外れる。38分、遠藤純の右サイドからのクロスに反応した藤野の右足のショットは枠を捉えられない。

　それでも44分、ボックス内でのワンタッチパスの連係から、最後はペナルティエリア左で収めた宮澤ひなたが左足でゴール右に流し込み、前半終了間際に先制点を挙げる。
 

　１点をリードして迎えた後半も日本のペース。相手のカウンターを受けた場面では、３バックの高橋、熊谷紗希、南萌華が冷静な守備対応でシュートを打たせない。

　そして61分、長野風花の左サイドからのアーリークロスにゴール前で反応した植木理子がヘディングでゴール右に突き刺し、追加点を奪う。

　その後も長野が果敢にミドルを狙うなど、終始攻勢を維持し、試合を優位に進めた日本がリードを守り抜いて完勝。10月の２試合を連勝で終えた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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