「ワールドクラスではない」チェルシーOBが母国の英雄ベッカムをバッサリ!ケインと比較も「ソンとのテレパシーを見れば…」

2022年09月28日 サッカーダイジェストWeb編集部

「イングランドのベストイレブンの中にもいない」

イングランド代表のレジェンド、ベッカム。華麗なプレーで世界中を魅了した。(C)Getty Images

 デイビッド・ベッカム――。正確無比な右足から繰り出す華麗なプレーと、モデル顔向けの端正な顔立ちを兼ね備えた、言わずと知れたスーパーレジェンドである。

 ただ、かつてチェルシーなどでプレーしたジェイソン・カンディ氏は、母国イングランドの英雄に対し、大衆とは少々異なる考えの持ち主だ。『talkSPORT』の番組出演時に、ストライカーであるハリー・ケインでさえ、パサーとしては上だと豪語している。

「確かに彼は今まで見たなかで最高のクロッサーで、ワイドエリアからのボールには(ルート・)ファン・ニステルローイが唇を舐めていたほどだ。そして今、ケインのことを考えている。今のケインは動きも良いし、ソン(・フンミン)とのテレパシーを見れば、彼とベッカムが一緒にイングランドのシャツを着ていたら、どんな風に見えるか想像できるだろう」
【動画】終了間際、ベッカムがギリシャ相手に決めた伝説のFKをプレイバック
 ストレートに「ベッカムとスリーライオンズの現キャプテンのうち、どちらがより良いボールを配給するか」と問われた際にも、「ケインだ。ベストパサーの1人だからね。ケインのパスは信じられないほど素晴らしいよ」と訴えた同氏は、続けてこうも語っている。

「ベッカムは最高の選手の1人ではない。これまで見たなかで最高のクロッサーではあるが、私はむしろ(ラヒーム・)スターリングがいいと思っている。スターリングはより多くのゴールを決めている。ベッカムはイングランドで素晴らしい選手だったが、ワールドクラスではなかったし、イングランドのベストイレブンの中にもいない」

 現在47歳の貴公子は、日韓ワールドカップ出場に導いたギリシャ戦でのFKをはじめ、そのキャリアの中で数々の印象的なシーンを生み出した。だが、カンディ氏はやや過大評価だと感じているようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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