フランスの若きエースが、所属のパリ・サンジェルマンと、代表チームでの勝手の違いを赤裸々に明かした。

　現地時間９月22日に開催されたネーションズリーグのグループステージ第５節で、フランス代表はオーストリア代表とホームで対戦。怪我でカリム・ベンゼマを欠くも、キリアン・エムバペとオリビエ・ジルーがきっちりとゴールを奪い、２－０で快勝を収めた。

　56分に圧巻の個人技で先制点を叩き出したエムバペは、試合後にミックスゾーンで取材に対応。「ここで彼らが僕に求めるものは違うんだ。ここでは、PSGの時よりもずっと自由だ」と、自身に求められる役割について語った。

「監督はジルーのような"９番"の存在を知っているから、僕は動いてスペースに行けるんだ。パリでは違っていて、ピボット（軸となるプレー）をするように言われる。でも僕はどこでも楽しんでいるよ」
【動画】衝撃の個人技炸裂！エムバペが相棒ジルーのアシストから奪ったゴラッソをチェック

　ディディエ・デシャン監督のシステムでは、ジルーが攻撃の中心を担い、エムバペがそのパートナーに対し、スペースにパスを呼び込むことを可能としている。実際、今回生まれたゴールもジルーのアシストによるものだった。

　一方、CFに入るパリSGでは、リオネル・メッシとネイマールの両雄にスペースを与えるため、どちらかといえば攻撃陣をリードする役割が求められている。

　23歳は強力３トップを形成するリーグ・アンでも圧倒的なペースでゴールを量産している。ただ、ジルーやベンゼマといった生粋の"９番"を有するレ・ブルーのほうが、より伸び伸びプレーできると考えているようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【PHOTO】ブラジル、フランス、イングランドも刷新！ カタールＷ杯・出場国の「本大会用ユニホーム」を一挙公開！

【PHOTO】日本代表が新ユニホームを発表！ 久保、南野、岩渕など選手着用ショット！