「エイジ・クボはプレーできない」久保建英の弟、15歳の瑛史はソシエダ下部組織に正式入団叶わず。兄が「理解できない。テニスではありえない」と語ったFIFA規則が影響と現地報道

2022年09月22日 サッカーダイジェストWeb編集部

先月には試合にも出場していたが…

久保建英とともに生活している弟の瑛史も現地で注目を集めている。(C) Getty Images

 スペイン紙『Mundo Deportivo』は9月21日、「エイジ・クボはソシエダでプレーできない」と題した記事を掲載。レアル・ソシエダに所属する久保建英の弟、瑛史がクラブのカンテラ(下部組織)に入団するためのフィジカルテスト受けたものの、「最終的にプレーするライセンスがない」ため、下部組織のどのチームにも所属していないと伝えた。

 記事は、「彼は兄と母親と一緒に(ソシエダの本拠地)サン・セバスティアンに居住しているが、FIFA(国際サッカー連盟)の規則第19条は、未成年である18歳未満の外国人の登録を禁止している」と伝えている。

 地元紙『Noticias de Gipuzkoa』は先月27日、瑛史がソシエダの下部組織の(公式戦ではない)試合に出場し、「兄のレベルと才能を想起させるクオリティを見せ、好パフォーマンスを披露した」と伝えていた。

【画像】ソシエダのユニホームを着て練習試合に出場した久保建英の弟・瑛史

 バルセロナのカンテラに所属していた兄の建英も、18歳未満の国際移籍を禁じたFIFAの第19条ルールに抵触したとするバルサへの制裁によって公式戦に出場できなくなり、13歳の時に日本に戻らざるをえなくなった。

 先日、『Noticias de Gipuzkoa』が行なったインタビューで、「FIFAの(バルサへの)制裁で日本への帰国を余儀なくされたのは大きなショックだっただろうね」と問われた久保は、こう答えている。

「ひとりのサッカー少年が、異国の地に行って、プレーするのを禁止されるというのは、いまだに理解できない。テニスではありえないことだ。どうしてそんなルールがあるのか理解できない。でもそういうものだから、何もできないんだ」

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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