「クボの獲得を疑っていたが、ヤヌザイとは大違い」久保建英のクオリティ、献身性、メンタリティを現地絶賛!「シルバのように誰も予想できないことを…」

2022年09月22日 サッカーダイジェストWeb編集部

「走るだけじゃなくて、とても優れた選手だ」

プレーだけでなくメンタリティにも称賛を浴びている久保。(C)Mutsu FOTOGRAFIA

 21歳のコメントが反響を呼んでいる。

 9月18日に開催されたラ・リーガ第6節で、久保建英が所属するレアル・ソシエダはエスパニョールとホームで対戦。2―1で白星を収めた。

 2トップの一角でスタメン出場を果たした久保は開始17分、バックパスを受けた敵GKのアルバロ・フェルナンデスにプレスを掛け、トラップが大きくなったところを狙って先にボールに触り、アレクサンダー・セルロトの先制ゴールをアシスト。その後も何度もチャンスを作り出し、交代時にサポーターから盛大な拍手が送られた。

 スペイン紙『MARCA』は、躍動した日本代表アタッカーの記者会見でのコメントを掲載。21歳は、レアル・マドリーを退団してソシエダ移籍を決断した点について、「サッカー選手として飛躍するために、これが最後のチャンスかもしれないと考えていた。そして今のところ、期待に応えていると思う」と述べた。

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 そして、この試合で交代時に浴びた拍手喝采については、「大きな自信を与えてくれた」と話し、こう続けている。

「最終的に意見を述べるのはファンだからね。監督、コーチングスタッフ、選手がいるけど、サッカーはエンターテイメントで、観に来るファンがお金を払ってくれる。彼らが満足であるほど、僕たちにとって良いんだ」
 
 また、イマノル・アルグアシル監督からの"叱責"についての質問には、「監督が怒鳴るのは本当だよ。でも、トレーニング前にすべての選手と握手し、その後、ほぼすべての選手と話をしてくれる。監督を見ると、選手は自信を感じられるんだ」と語っている。

「プレーしていない時でも、監督が僕を信頼してくれているのを分かっているし、出番が来たら、監督のために最善を尽くす。怒鳴るのは本当だけど、僕が何か不足していることに気付いていない時は、叱られたほうがいいんだよ」

 こうしたベテラン選手かのような発言に現地のファンも感嘆。次のような声があがっている。

「ヤヌザイのメンタリティとは大違い。クボと契約した時は疑っていたが、長くは続かなかった。素晴らしい補強だ」
「とてもいい契約だった」
「彼は私たちに多くの喜びを与えてくれるだろう」
「私もこの移籍に多くの疑問を持っていたが、彼は私が間違っていることを証明した。クボが素晴らしいプレーしているのは明らかだ」
「獲得を疑問に思っていたが、ピッチに立てば、多くのことを示している。ほとんどのプレーヤーが持っていないものを持っている。シルバのように、誰も予想できないことをやってのけ、守備ラインを簡単に破ることができる」
「ヤヌザイの半年分のカバーリングを1日でやってのけた。でも、走るだけじゃなくて、とても優れた選手だ」

 同じ左利きのアタッカーということもあり、かつてマンチェスター・ユナイテッドなどでプレーし、昨シーズンまで5シーズン在籍していたベルギー代表MFアドナン・ヤヌザイと比較し、久保のほうが良かったという声も上っている。


構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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