約7割が賛同!不振でアッレーグリ監督に批判殺到のユベントス、後任候補に浮上したOBは? ジダンではなく…

2022年09月20日 サッカーダイジェストWeb編集部

会長がアッレーグリに電話で連絡し…

不振で風当たりが強くないっているアッレーグリ監督。(C)Getty Images

 復権が目標と公言していた国を代表する名門にとって、現在の成績は満足できるものではない。監督交代を求める声が大きいのは確かだ。だが、クラブは更迭を「狂気」と話している。

 9月18日のセリエA第7節、ユベントスは敵地でモンツァに0-1で敗れた。前半にアンヘル・ディ・マリアが相手選手にひじ打ちを見舞って一発退場。数的不利に陥ったチームは、後半に決勝点を献上し、セリエA初挑戦でそれまで未勝利の最下位だった昇格組に屈辱の黒星を喫している。

 ユベントスはセリエAで首位に7ポイント差の8位と低迷。さらに、チャンピオンズ・リーグではクラブ史上初となる開幕2連敗を喫し、グループステージ敗退の危機が騒がれている。メディアやサポーターがクラブとチームを酷評しているのは言うまでもない。

 最も批判の矛先を向けられているのは、マッシミリアーノ・アッレーグリ監督だ。だが、クラブのマウリツィオ・アリバベーネCEOは、モンツァ戦の試合前、サポーターから監督交代を求められると「後任の給料は君が払ってくれるか?」と発言。指揮官変更は「狂気」だと表現して否定した。
 
 そこで『Gazzetta dello Sport』紙が19日に報じたのが、ユースを率いるパオロ・モンテーロ監督の昇格案だ。元ウルグアイ代表DFの同監督は、現役時代にユーベで活躍。闘志あふれる激しいプレーが、何より勝利を重視するクラブの哲学にもフィットすると言われている。

 同紙は電子版で「アッレーグリとモンテーロ、どちらがいい?」とアンケートを実施。9400人超のユーザーのうち、約68%がモンテーロと回答した。アッレーグリを選んだのは約32%だ。

 同じくOBのジネディーヌ・ジダンの就任を望む声もあるなか、Gazzetta dello Sport紙は20日、アンドレア・アニェッリ会長がアッレーグリに電話で連絡し、続投を強調したと報じている。少なくとも当面は監督交代に踏み切らないということだろうか。

 かつてアッレーグリの下で5連覇を成し遂げ、欧州最高峰の舞台で2度の決勝進出を果たしたユベントスは、黄金期のような強さを取り戻すことができるのだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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