Jリーグは９月16日、J１第30節のサガン鳥栖対鹿島アントラーズを駅前不動産スタジアムで開催。１－１の引き分けに終わった。

　立ち上がりは両チームとも縦に速い攻撃を試みるなか、最初にチャンスを作ったのは鹿島。４分に広瀬陸斗のドリブルが起点となり、高い位置でこぼれ球を確保したアルトゥール・カイキがミドルシュートを放つも、相手DFに阻まれる。

　その後は押し込む展開となり、13分にもディフェンスラインの裏に抜けて広瀬の縦パスを受けた荒木遼太郎が右足で狙うも、枠を捉えられず。

　対する鳥栖は、20分あたりから高い位置での効果的な守備が効いて流れを取り返す。23分に、相手のビルドアップの隙をついてボールを奪うと、岩崎悠人がミドルシュートを放つ。これはリーグ戦初出場のGK早川友基のビッグセーブに阻まれたが、攻勢を緩めず先制する。34分、ジエゴのスローインから福田晃斗が縦パスを入れると、宮代大聖が反転して相手をかわし、左足を振ってネットを揺らした。

　その後も鳥栖が優勢に試合を進め、41分に長沼洋一のクロスを本田風智が頭で合わせたが、ゴールポストに直撃。追加点は取れなかったものの、前半を１－０として終える。
 

　後半は互いに積極的に攻め合うなかで、得点機をモノにしたのが鹿島だった。58分、広瀬のクロスをA・カイキが頭でゴールに叩き込んで追いついた。

　その後も攻勢が続き、72分には樋口雄太、73分には仲間隼斗が立て続けに決定機を迎えたが、勝ち越し点は奪えない

　終盤は、鹿島が87分に樋口、鳥栖は89分に宮代がそれぞれシュートを放ったが、得点は生まれず。１－１のドロー決着となった。鳥栖は２戦未勝利、鹿島は３戦連続の引き分けで５戦未勝利となった。

　次節は10月１日、鳥栖は京都サンガF.C.、鹿島はFC東京と、ともにホームで対戦する。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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