【J1採点&寸評】名古屋1-1川崎|こぼれ球を蹴り込み同点弾の稲垣がMOM。橘田はミスを取り返す働きぶり

2022年09月15日 今井雄一朗

名古屋――右サイドの守備陣がほぼ完璧な対応

【警告】名古屋=中谷(84分) 川崎=山根(34分)、橘田(43分)、J・シミッチ(70分)、佐々木(90+4分)【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】稲垣祥(名古屋)

[J1第22節]名古屋1-1川崎/9月15日/豊田スタジアム

【名古屋|採点】
スタメン)
GK
ランゲラック 6

DF
中谷進之介 6.5
藤井陽也 6.5
丸山祐市 6

MF
相馬勇紀 6.5
森下龍矢 6.5
稲垣 祥 7【MAN OF THE MATCH】
レオ・シルバ 6(HT OUT)
仙頭啓矢 6(73分OUT)
重廣卓也 6(HT OUT)

FW
永井謙佑 6(73分OUT)

途中出場)
MF
永木亮太 6.5(HT IN)
MF
内田宅哉 6(HT IN)
MF
甲田英將 6(73分IN)
FW
レオナルド 6(73分IN)

監督)
長谷川健太 6.5
 
【名古屋|寸評】
 試合を通してチームに安定感があり、特に守備から試合の流れをコントロールした。先制こそ許したが、反撃には勢いとダイナミックさがあり、逆転のチャンスも多数。勝てた試合を落とした感もあるが、しっかり闘いきった末の結果に手応えも強いか。

 相手のキーマンであるマルシーニョに対し、中谷を中心に右サイドの守備陣がほぼ完璧な対応を見せた。守備の時間が多かった前半で力を貯めた森下を走らせる格好で主導権を奪い返した後半は、藤井の正確なロングフィードや交代出場の永木の着実な仕事ぶりも目立ち、CKのこぼれ球を見事に蹴り込んだ稲垣のフィニッシュワークはまさに彼ならではの一撃。

 終盤には相馬らのチャンスメイクも光り、王者を追い詰めたが一歩及ばず。川崎の特徴をつかんで上手く対策を講じた長谷川監督を含め、チームの一体感はポジティブな印象を受けた。

※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定したこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
 

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