開幕からいまだ無得点…“ソン外しはクレイジー”発言から半年、コンテ監督はローテーションを明言「何が起ころうともそれは普通」「古い習慣を変える」

2022年09月13日 サッカーダイジェストWeb編集部

マルセイユ戦では4人同時起用も

コンテ監督(左)がソン・フンミン(右)の立ち位置を明らかにした。(C)Getty Images

 トッテナムのアントニオ・コンテ監督が、現地時間9月13日に行なわれるチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ第2節、スポルティング戦を前に会見に出席。不調のソン・フンミンに言及した。英紙『Daily Mail』が伝えている。

 昨シーズン、韓国代表のエースは23ゴールを挙げ、アジア人初のプレミアリーグ得点王に輝いた。しかし、今シーズンは全7試合に先発しながら、いまだ一度もネットを揺らせていない。アタッカー陣の中で、既にゴールを挙げているハリー・ケイン、リシャルリソン、デヤン・クルセフスキから後れを取っている。

 その地位は危うくなりつつあるなか、今年の3月には「ソニーをチームから外すにはクレイジーでなければならない」と訴えていたコンテ監督は、ソン・フンミンの立ち位置を問われると、次のように返答。もはやアンタッチャブルではないとの見解を示した。

「競争力を持ち、勝つために戦おうとするとき、古い習慣を変える必要がある。そのためには、選手全員がローテーションを受け入れなければならない。特に前線は4人いるからね。1人を外すのは非常に難しいが、チームのため、選手のためにベストな決断をしないと。時には先発せず、20分、30分だけプレーして、次の試合に出場した方がいい場合もある。

 私は古い習慣を変えるためにここにいる。古い習慣とは、選手たちが毎試合の出場に慣れている状況だ。4人のうちの1人に何が起ころうとも、それは普通であり、私のような監督にとって、このような選択肢があるのは利点だと知っておいて欲しい」
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 今月7日のCLグループステージ第1節マルセイユ戦(〇2―0)では、ソン・フンミン、ケイン、リシャルリソンを先発させ、クルセフスキも最初の交代カードで途中起用。一時4人が同時出場した。イタリア人指揮官は、FW選択のジレンマが眠れない夜を引き起こしているわけではないと言い、こうも語った。

「確かに、私は3人の重要な選手を選べるし、先日のマルセイユ戦のように、ベンチにもう1人、我々を助ける準備ができている選手の存在も知っている。0―0だったから、クルセフスキを投入し、より攻撃的になるように3人のストライカーも残した。これは私にとって重要な解決策だ」

 ソン・フンミンの復調は、過激な3トップ争いをさらに高みへ導く。守田英正との日韓対決も期待されるスポルティング戦で、まずは初ゴールを奪えるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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