女王葬儀を控え、CLレンジャーズ戦は延期が決定。プレミア第8節も延期か? 英メディアが報じる

2022年09月12日 サッカーダイジェストWeb編集部

19日に葬儀が予定されている

ウェストハム戦ではクラブのロゴが白黒に。選手たちも黒のスーツ姿で会場に足を運んだ。(C)Getty Images

 女王の逝去は、フットボール界にも大きな影響を与えている。

 9月8日、英国のエリザベス女王が96歳でこの世を去った。この日に予定されていたヨーロッパリーグは実施されたものの、プレミアリーグのクラブは喪章やクラブロゴを白黒に統一し、喪に服す姿勢をみせた。また、週末に予定されていたイングランド、ウェールズ、スコットランド、北アイルランドの英国4協会のリーグが延期になっている。

 そして11日、欧州サッカー連盟(UEFA)は13日に予定されていたスコットランドのレンジャーズ対ナポリの試合を14日に延期すると発表。理由は警備にあたる警察官の人数が不足しているからだという。また、警備上のリソース不足などから、アウェーファンの観戦は許可されず、「スポーツの公平性という点から、ナポリで実施される試合ではレンジャーズファンは入場できない」という措置をとることも決定した。
【動画】ウェストハムファンが女王に捧げる大合唱…。スタジアムに拍手が鳴り響く
 また、イングランド国内では女王の葬儀が19日に行われることを受け、週末の計画を見直すようだ。英公共放送『BBC』など複数のメディアが報じている。

「月曜日に警察と複数のサッカークラブが緊急協議を行なう。ロンドンでは女王の葬儀のため、そしてそれを取り巻くイベントのために全国から警官を招集している。そんななか、日曜日に予定されているマンチェスター・ユナイテッド対リーズ、チェルシー対リバプールなどの開催について議論される。この2試合は特に、サポーターの移動などに伴って警備員を動かす必要があり、延期もやむを得ないという考え方のようだ。

 また、木曜日にはPSVとアーセナルの試合がある。全国警察署長協議会の広報担当は『クラブと協力し、国家的なイベントのサポート、日常の取り締まりとのバランスをとりながら、可能な限りサッカーの試合が安全に行われるよう努める。しかしながら、こうした状況はめったになく、関係者と綿密な連係が必要とされる』と述べた」

 第7節に続き、第8節も延期されるのか。そして、CLやEL開催への影響はどうなるのか。今後の動向が注目される。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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