【独占インタビュー】長谷部誠「日本の強さを改めて示す意味でもシリア戦は重要」

2015年10月07日 ミムラユウスケ

「臨機応変に対応し、かつ結果を出せるかがテーマのひとつになる」。

フランクフルトでインタビューに応じてくれた長谷部。10月8日発売号のサッカーダイジェストでは、ドイツで生き抜く術についても話してくれた。写真:千葉 格

 10月8日発売のサッカーダイジェストでは、フランクフルトで活躍する長谷部選手の独占インタビューを掲載。ドイツで生き抜く術、現代表でのスタンス、自身三度目となるワールドカップ予選などについて語っているが、ここではその一部を抜粋して先行配信する。
 
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──アジアを勝ち抜くのは想像以上に厳しいですか?
 
長谷部
「難しい部分は確かにあります。2次予選でも、油断ならない相手はいますからね。
 
 9月に戦ったアフガニスタンもそうです。日本と戦う前までは前線からプレッシャーを掛けていたのに、僕らとの試合ではベタ引き。全然違うサッカーをしてきましたからね。そうしたなかで臨機応変に対応し、かつ結果を出せるかはテーマのひとつだと思います」
 
──10月から11月にかけて予定されている4試合のうち、3つが2次予選です。[注/10月8日のシリア戦、11月12日のシンガポール戦、同17日のカンボジア戦が2次予選で、唯一の親善試合が10月13日のイラン戦]
 
長谷部
「油断は禁物ですよね。僕はワールドカップ予選を過去に2回経験していますが、いずれも上手く行き過ぎた感がありました。
 
 当時よりアジアのレベルは上がっていると思いますし、実際、日本は(今年1月の)アジアカップでベスト8に終わりました。改めて日本の強さを示す意味でも、次のシリア戦は重要ですよね。(2次予選の)順位表とスケジュールを見ても、それは明らかです」
 
──シリア戦は、日本の真価が問われる一戦になりそうです。
 
長谷部
「ワールドカップ予選に限った話ではありませんが、相手云々よりまずは自分たちの中にあるプレッシャーに打ち勝つ。それができないと先には進めません」

取材・文:ミムラ・ユウスケ(フリーライター)
 
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プロフィール
はせべ・まこと/1984年1月18日生まれ、静岡県出身。180センチ・72キロ。J1通算149試合・12得点。ブンデスリーガ通算190試合・5得点(2015年10月7日現在)。中盤の黒子役として奮闘した14-15シーズンは、リーグ戦においてフランクフルトでチーム最多の33試合にスタメン出場。ハリルホジッチ政権下の日本代表ではキャプテンを務めるなど、リーダー的存在だ。
 
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 10月8日発売のサッカーダイジェストでは「J1&J2現役ボランチ80人が選ぶ史上最強のボランチ」と題して、ランキング形式でボランチの"ベスト50"を発表。果たして、長谷部選手の順位は? 結果をお楽しみに!
 
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