「本当にひとつも間違わない」初先発の冨安健洋に英メディアが続々賛辞!「右SBのホワイトが脅威にさらされるのは確実だ」

2022年09月09日 サッカーダイジェストWeb編集部

「お決まりの安定したパフォーマンス」

ELチューリヒ戦でフル出場を果たした冨安。(C)Getty Images

 今シーズン初の先発出場で、冨安健洋は安定感を見せられたようだ。

 9月8日、アーセナルはヨーロッパリーグ開幕戦でスイス王者のチューリヒと対戦し、敵地で2-1と勝利した。冨安は今シーズンの公式戦で初めてスタメンに名を連ねてフル出場。チームは前後半に1点ずつを挙げ、欧州での旅路を白星発進させている。

 フィジカルの問題で開幕に間に合わず、戦列復帰を遂げてからもベンチスタートが続いていた冨安だが、初のフル出場となったこの日のパフォーマンスに、地元メディア『football.london』や『Evening Standard』、『90min』は、採点記事で7点をつけた。

 90minは「右サイドで前に出て、何度か危険なポジションをとった。ボールを持てば安心できるエレガントさ」と称賛。Evening Standardも「日本代表が今季初先発で堅実なパフォーマンスを見せた。試合を通じて本当にひとつも間違わなかった」とたたえている。

 football.londonは「試合を通じて十分な堅実さだった。攻撃面であまり貢献はなかったが、後方での信頼性からチームはプレッシャーを保つことができた」と賛辞を寄せた。

 また、アーセナル専門サイトの『Pain in the Arsenal』も及第点の6点をつけ、「彼が先発に戻り、お決まりの安定したパフォーマンスを見せたのは良かった。前に出ることにも恐れずに貢献」と評している。
 
 さらに、『THE BOOT ROOM』は「大半で見出しとなるのは2人のFWだったが、一方でアーセナルには好印象を残した選手もいた。タケヒロ・トミヤスがようやくシーズン初の先発出場を果たし、フル出場の試合勘を取り戻したのだ」と、冨安のプレーを称賛した。

「彼は印象的なパフォーマンスを見せ、ミケル・アルテタ監督に新たなメンバー選択の頭痛の種を与えた。『Whoscored』によれば、タッチは96回でパスは81本。精度は95.1%。シュート、キーパス、クロスを各1本。ロングボールは6本中6本とも正確で、守備ではタックルとクリアが3回ずつだ」

 同メディアは「ベン・ホワイトが右SBでうまくやっていたが、これで彼の居場所が脅威にさらされるのは確実だ」と、今後のポジション争いやアルテタ監督の起用法が注目されると伝えている。

「アルテタはホワイトをCBに戻すか決めなければいけないだろう。だが、誰を外すのか? 監督としてはうれしいジレンマだ」

 指揮官が冨安を高く評価しているのは周知のとおり。コンディションが上向くにつれ、出場機会は増していくだろう。肉体管理に気をつけながら、さらなる飛躍を遂げてほしい。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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