【J1速報】浦和が「鳥栖の壁」を攻略できずドロー。興梠はチーム最多タイの11点目。

2015年10月03日 塚越 始(サッカーダイジェスト)

最後はGK西川のビッグセーブに救われる展開に。

攻め込む関根。浦和はあと1点を奪い切れず、引き分けた。写真:徳原隆元

 浦和が鳥栖と1-1で引き分け、連勝が3でストップした。両チームとも勝点1を上積み、浦和は年間順位首位の座をキープし、鳥栖も4年連続のJ1残留へ大きく一歩前進した。

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 浦和は前節出場停止の那須が戦列に戻り、3試合ぶりに3-4-2-1の布陣に戻した。一方の鳥栖はエースの豊田がベンチスタートで、司令塔の藤田が欠場。池田がCFに入り、浦和と同じ3-4-2-1(守備時は5-4-1)にしてマンマークで対応した。
 
 試合は序盤から浦和が一方的にボールを支配し、鳥栖を自陣に釘付けにする。
 
 すると23分、ホームチームが先制する。CKの流れから武藤の放ったシュートが、GK林に弾き出される。そのこぼれ球に詰めたのが興梠だ。ゴール前にいた背番号30は、混戦のなかで冷静にシュートをねじ込み、ようやく均衡を崩す。
 
 しかし31分、鳥栖の前半唯一のシュートが決まり1-1の同点となる。
 
 裏のスペースを突いた左WB吉田が、水沼のスルーパスに合わせ左足でシュート。ボールはGK西川の足に当たったものの、浦和のゴールネットを揺らした。
 
 後半も浦和がパスワークを主体に攻め、鳥栖が守備を固めてカウンターを狙う構図が続く。
 
 さらにズラタン、高木らを投入したホームチームは、一段と攻勢を強める。だが、前掛かりになって反撃を食らう"悪癖"も露呈。最後はGK西川のスーパーセーブにむしろ救われた展開になり、結局そのまま1-1で引き分けた。
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