【J1速報】3人目は仙台の六反… 中村が今季、代表GK全員からFK弾決め横浜が快勝!

2015年10月03日 サッカーダイジェストWeb編集部

90分を通じて輝きを放ち続けた中村がFK弾を含む2ゴールを演出。

その左足の威力はなお輝きを増し続けている印象すらある。中村の活躍で横浜が敵地で仙台を下した。(C) SOCCER DIGEST

 J1リーグ第2ステージ13節の仙台対横浜が10月3日、ユアテックスタジアム仙台で行なわれ、横浜が3-1で快勝した。
 
【J1 PHOTOハイライト】2ndステージ・13節

 試合は立ち上がり、互いに積極的にシュートを放ちゴールへの姿勢を見せる。ホームの仙台は梁、富田の両ボランチを起点に縦に速い攻撃を見せるが、横浜も中村を軸に緩急をつけたパス回しで攻撃に流れを生み出していく。
 
 そして33分、ボール支配率を高めリズムを掴みつつあった横浜が先制点を挙げる。中盤での細かいパス交換からフリーで持ち上がった三門がミドルシュート。これが仙台DFの渡部に当たってコースが変わり、GK六反の逆を突く形となってゴールに吸い込まれた。
 
 後半に入り、先にペースを掴んだのは仙台。早いタイミングで積極的に敵陣深くにボールを入れて押し込むと、52分にはR・ロペスのクロスに奥埜がヘディングで合わせゴールネットを揺らす。仙台が同点に追いついた。
 
 仙台はさらに同点直後の54分に野沢がGKの頭上を狙ったシュートを放ったが、これはクロスバーを直撃。その後もR・ロペスがチャンスを迎えるも決め切れず、勝ち越しには至らない。
 
 すると、やや劣勢に立たされていた横浜は中村の一振りから突破口を開く。64分、中村がゴール手前約30メートルのところから強烈な無回転ミドルを放つ。これはGK六反にパンチングで阻まれたものの、そのこぼれ球を上がっていた右SBの小林がダイレクトボレーで蹴り込み、勝ち越しに成功した。
 
 終盤、中村がさらに輝きを放つ。78分、ドリブル突破を図ったアデミウソンがペナルティエリア手前で倒されFKを得ると、キッカーは中村。左足から放たれたシュートは、鮮やかな弧を描き壁の頭上を越えてゴールネットに収まった。これで中村は今季、日本代表GKの西川、東口、六反の3人からFKでゴールを奪ったことになる。
 
 試合を通じて、ビルドアップにミドル、そしてFKと存分に存在感を見せつけた中村は87分に栗原と交代し、お役御免。横浜はアディショナルタイムの4分をしっかり抑え切り、敵地で勝点3を奪取した。
 
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