アーリング・ハーランドと、キリアン・エムバペでは、一体どちらが上か。世界を二分するこのテーマに、元イングランド代表MFダニー・マーフィー氏が真正面から切り込んでいる。

　今夏にドルトムントから、マンチェスター・シティに加入したハーランドは、世界一強度が高いとされるプレミアリーグにすぐさま順応。２度のハットトリック達成などで、同リーグ史上最速で二桁得点に到達した。チャンピオンズリーグ（CL）でも２発を叩き込み、公式戦８試合・12ゴールという驚異的なペースで得点を積み重ねている。

　一方、パリ・サンジェルマン在籍６年目を迎えたエムバペも開幕からゴールを量産。リーグ・アンで７ゴールを奪えば、CLでもハーランドと同様に２ゴールを挙げ、こちらも公式戦６試合・９ゴールというハイペースだ。
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　甲乙つけがたい活躍だが、かつてリバプールやトッテナムでプレーしたマーフィー氏は、エムバペを激推し。９月７日に英ラジオ局『talkSPORT』の番組に出演した際に、「あの男を見るためなら金を払ってもいい」と発言したのだ。驚いた司会者から「ハーランドでもお金を払うだろ？」と聞かれると、さらにこう訴えている。

「ノーだ。私ならハーランドよりエムバペを選ぶね。私はハーランドを愛しているが、エムバペは爆発的なダイナミズムと個性を備えている。もし機会があれば、見てみてくれ」

　ペレとディエゴ・マラドーナ、リオネル・メッシとクリスティアーノ・ロナウド――。歴代のスーパーレジェンドのように、新世代のスターは互いを高め合い、永遠に語り継がれるライバル関係を構築できるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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