前田大然らがチャンスで決めきれず!マドリーに決定力の差を見せつけられる…セルティック指揮官「成功と失敗は紙一重」

2022年09月07日 サッカーダイジェストWeb編集部

「もし、我々が先に点を取っていれば…」

マドリーのアンチェロッティ監督(左)と並んで、戦況を見守るセルティックのポステコグルー監督(右)。(C)Getty Images

 現地時間9月6日に開催されたチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ第1節で、古橋亨梧、前田大然、旗手怜央、井手口陽介(CLの登録メンバー外)が所属するセルティックは、レアル・マドリーとホームで対戦した。

 鋭い出足を見せたスコットランド王者は、前半は互角以上の戦いを披露。旗手やキャプテンのカラム・マグレガーが惜しいシュートを放ち、世界最高峰の守護神ティボー・クルトワを脅かす。後半開始直後にもハーフタイム後から入った前田が絶好機を迎えるも、上手くミートできない。

 チャンスをモノにできずにいると、56分にヴィニシウス・ジュニオール、60分にルカ・モドリッチ、77分にエデン・アザールと、立て続けに失点。78分には直前に投入されていた古橋が技ありのシュートを放つが、これも決まらず。決定力の差を見せつけられる形となり、最多14度の戴冠を誇るディフェンディングチャンピオンに0-3で完敗を喫した。

 セルティックの公式サイトによれば、アンジェ・ポステコグルー監督は、「このレベルでは、チャンスを逃さないようにしなければならない。もし、我々が先に点を取っていれば、彼らは少しはオープンになっていただろうし、そうすれば、もっと多くのチャンスを作れたはずだ。いい教訓になったし、これから学んでいきたい」と語っている。
【動画】モドリッチの超絶アウトサイド弾など計3発…決定力の差が如実に出たセルティックvsマドリーをチェック
「最初のゴールはかなり重要になるはずだったし、その時点まで上手くゲームを進めていたと思う。どちらかというと、私たちのほうが良いチャンスがあったのに、それをモノにできなかった。彼らは得点した後、主導権を少し握り、私たちは冷静さを失った。プレスをかけてゲームを取り戻そうとしたが、そのためにいくつかのギャップが生じ、それを利用された」

 一方で、セルティック・パークで大声援を送り、選手を鼓舞し続けたサポーターへ感謝の言葉も。5年ぶりにCLに戻ってきたなか、ファンのためにも今後継続して欧州最高峰の大会に参戦し続けると誓う。

「我々のファンは素晴らしい。このフットボールクラブは特別だ。このクラブを本来あるべき場所に戻さなければならない。レアル・マドリーのようなチームと戦い、定期的にこのレベルでプレーすることこそ、彼らに相応しい」

 オーストラリア人指揮官は、両軍の差はわずかで、「成功するか失敗するかは紙一重」と訴える。決めるべきところできっちりと決め、その攻撃的サッカーを欧州全体に知らしめたい。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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