「僕の仕事ではない」エムバペがパリSGでの“決定権”に言及!新世代のトップへ意欲も「ロナウドとメッシがいなくなったとき…」

2022年09月07日 サッカーダイジェストWeb編集部

「将来について大統領と話すなんて想像もしていなかった」

エムバペが胸中を明かした。(C)Getty Images

 パリ・サンジェルマンのキリアン・エムバペが、米紙『New York Times』のインタビューに応じ、自身の移籍騒動について語った。スペイン紙『AS』などが、一斉にその内容を伝えている。

 23歳のフランス代表FWは今夏、レアル・マドリーへの移籍が確実視されていた。しかし、母国のエマニュエル・マクロン大統領との会談などを経て、急転直下で残留を選択。6月までとなっていた契約を3年延長し、世界に大きな衝撃を与えた。

 エムバペは「自分の将来、キャリアの将来について大統領と話すなんて想像もしていなかったから、本当にクレイジーだったよ」と当時を振り返っている。

「『ここにいてほしい』と言われたんだ。『今出て行ってほしくない。君は国にとって、とても重要な存在だ』ってね。大統領にそう言われたら、それは重大だ」

 決断の際には、両親と弁護士の間で全て話し合い、「どこに行ってもお金をくれるから」金銭に左右はされなかったと主張。そのうえで、パリSGがチームに関する決定権を自身に与えたという報道にも言及している。
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「それは僕の仕事ではないし、得意ではないのでやりたくない。僕はピッチの上でも、ピッチの外でもいい感じだ。だからそれは自分の役割ではない。その点で僕より優秀な人はたくさんいる」

 11月には2連覇の懸かるカタール・ワールドカップが控える。大ベテランの域に差し掛かった2大スターを差し置き、2度目の世界一のタイトル、そしてバロンドールを手に入れる覚悟を示している。

「それを勝ち獲るのが夢。全てを手に入れたい。(クリスティアーノ・)ロナウドと(リオネル・)メッシがいなくなったとき、新世代のトッププレーヤーが必要になると考えるのが普通だろう。準備はできている」

 フランスの若きスターは、自身2度目の大舞台で圧倒的な活躍を見せ、完全なる世代交代を印象付けられるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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