U-20女子W杯準優勝の池田太監督らが帰国会見! 大会MVPの18歳浜野まいかにとっては「今まで生きてきたなかで一番濃い1か月」

2022年09月01日 サッカーダイジェストWeb編集部

“準優勝”で得たものとは?

帰国会見に登壇した浜野(左)、池田監督(中)、長江(右)。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 9月1日、コスタリカで開催されたU-20女子ワールドカップで準優勝した池田太監督以下、U-20日本女子代表が記者会見に臨んだ。

 同会見にはチームから池田監督、キャプテンの長江伊吹、大会MVPを獲得した浜野まいかの3名、そして日本サッカー協会の田嶋幸三会長、佐々木則夫女子委員長が登壇した。
 
 田嶋会長は決勝戦を観戦するためにコスタリカに渡っており、「昨日帰国した」とコメント。「日本の大切な文化であるフェアプレー賞を獲得し、準優勝ながら大会MVPも選出された。優勝はできなかったけれど、それは次の世代に上がり、なでしこジャパンとして実現してほしい」と期待を込めた。

 佐々木委員長は「彼女たちもWEリーグに属しており、そういう意味で1年目にこうした成果が出た。日本の女子はサッカーという競技に適していることを証明していただいた結果だと思う」と喜んだ。

 また、池田監督は今大会で得た手応えについて次のように述べた。
【動画】「美しい光景だ」ブラジル女子代表チームの選手たちに囲まれる大会MVP浜野の姿をチェック!
 
「本当に関係者の皆様に感謝申し上げます。U-20というカテゴリーでの話ですが、世界と戦い、パンデミックの影響でなかなか活動がうまくいかなかったなかでも、選手たちは努力し、成長してくれた。一番高いところの景色は見られなかったけれど、フェアプレーの精神、スタジアムの人々の心を掴むことができたこと、あのハポン! という声や拍手で、選手たちは素晴らしい経験ができたのではないかと思っている」

 選手代表として登壇した長江は「約1年前に立ち上がったチームで、コロナウイルスの影響で全員で集まることが難しかったり、海外との試合ができなくなったりして、不安もあった。でもチームで立てた『世界一になる』という目標に向けて1戦1戦、戦えたと思うし、最後まで諦めない姿を見せられたんじゃないかと思う」と振り返った。

 そして、「世界一の目標は達成できなかったけれど、たくさんの方々に応援してもらえるチームの一員であることを誇りに思うし、楽しかった。この経験を無駄にせず、成長できたらと思う」と締めくくると、隣の池田監督からは「さすがキャプテン」と声を掛けられる一幕も。

 大会MVPに輝いた18歳の浜野は、「日本からの応援やコスタリカの人たち、すべての応援の力のおかげで、世界2位になることができました」と感無量。今回の経験を経て、さらなる成長を誓い、感謝を口にする。

「自分個人としてはMVPを取れましたが、それはひとりの力では取れない賞なので、今まで関わって下さった皆さん、仲間や家族、コーチ、スタッフ、全員に感謝したいです。私にとっては今までで一番、今まで生きてきたなかで一番濃かった1か月でした。この経験を活かしてこれからも頑張りたいです。応援ありがとうございました」

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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