【速報】ミランの本田に新ライバル!? 「元10番」の練習参加が決定

2015年10月01日 サッカーダイジェストWeb編集部

両者の思惑が一致したゆえのトライアルだ

ここ数か月はシャルケのチーム練習に参加せず、個人トレーニングを積んでいたボアテング。ミランでミハイロビッチ監督を納得させるパフォーマンスを見せられるか。(C)Getty Images

 現地時間9月30日、ミランはケビン=プリンス・ボアテングが12月31日までトップチームの練習に参加すると発表した。
 
 ボアテングは一気に名を揚げた2010年の南アフリカ・ワールドカップ終了後にミランに入団。持ち前のパワーとテクニック、そしてダイナミズムを利して、トップ下もしくはインサイドハーフとして10-11シーズンのスクデット獲得に貢献。在籍3年間で公式戦通算100試合に出場して17得点・16アシストを記録し、13年8月にシャルケに移籍した。
 
 シャルケでは加入1年目の13-14シーズンこそ主力として活躍するも、14-15シーズンは調子を崩し、15年5月には素行問題によってクラブから出場禁止処分を食らった。
 
 今夏は契約寸前までいったスポルティングをはじめ、アル・イテハド(サウジアラビア)、ローマ、ガラタサライ、MSLなどが新天地として噂に挙がるも、いずれも実現には至らず。あと1年の契約を残すシャルケとは事実上の破綻状態にあり、今シーズンはチームと離れて個人トレーニングを積んでいた。
 
 そもそもボアテングは、退団後も幾度となくミラン愛を語っていたうえ、パートナーのメリッサ・サッタがミラノを拠点にモデル業をしているため、夏の段階からロッソネーロ復帰を希望。ミランとしてもトップ下の主力候補だったジェレミー・メネーズの故障からの回復が不透明で、ここまでは本田圭佑、ジャコモ・ボナベントゥーラ、スソなどがトップ下で結果を残せていない。今回の練習参加は、両者の思惑が一致したからこそ実現したものだ。
 
 シャルケのホルスト・ヘルトSDは、「我々はミランでのトレーニング参加に許可を出した。1月に移籍が決定することを望んでいる」と語るなど、正式契約がありえるトライアルであることを認めている。
 
 3か月間のトレーニングでシニシャ・ミハイロビッチ監督を納得させられれば、ボアテングのミラン復帰が実現する見通し。本田にとっては、新たなライバルとなるかもしれない。
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