現地時間８月27日に行なわれたブンデスリーガ第４節で、ボルシアMGは、敵地アリアンツ・アレーナでバイエルン・ミュンヘンと対戦。圧倒的に押し込まれ、自分たちの７倍となる35本のシュートを浴びるも、なんとか１―１のドローに持ち込んだ。10連覇中の絶対王者から貴重な勝点を掴んでいる。

　この一戦でCBの一角としてフル出場し、魂のシュートブロックを見せるなど、ワールドクラスの守備力を見せつけた板倉滉とともに、注目を集めたのが守護神ヤン・ゾマーだ。20本の枠内シュートのうち、１本はレロイ・ザネになす術なく決められたものの、残りの19本は神セーブ連発でストップ。11本はペナルティエリア内から放たれたものだった。
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　データサイト『Opta』によれば、昨シーズンにヘルタ・ベルリンのアレクサンダー・シュボロウ（現シャルケ）がバイエルン戦（１―４の黒星）で記録した14本を上回り、１試合でのブンデスリーガ最多セーブ記録となった。

『Sofa Score』が驚異の10点満点中10点（バイエルン最高はヨシュア・キミッヒの8.3点）の高採点を付けているほか、英メディア『SPORT BIBLE』は「特に絶好調のサディオ・マネを阻んだダブルセーブは、まさに圧巻だった。33歳のゾマーはマンチェスター・ユナイテッドへの移籍が噂されているが、彼らが興味を示した理由は容易に想像がつく」と絶賛している。
 

　さらに、米大手スポーツチャンネル『ESPN』がツイッターでこの好守連発の映像を公開すると、世界中のファンからコメントが殺到。大興奮の声で溢れている。

「なんというGKだ。マンチェスター・ユナイテッドは今すぐ彼が必要だ」
「犯罪的に過小評価されている」
「悾えめに言って化物」
「ゾマー先生、また人間やめてるな」
「バグだろこれ」
「凄すぎて意味が分からん」
「このキーパーはやりすぎだよ」
「神様、その男を罰してください」

　スイス代表GKの記憶にも記録にも残るパフォーマンスなどで、開幕から15得点・１失点で３連勝と、ロケットスタートを切っていた難敵にストップをかけたボルシアMG。首位バイエルンとは２ポイント差の勝点８で６位につけている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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