現地時間８月25日、コスタリカで開催中のU-20女子ワールドカップ準決勝で日本はブラジルと対戦。２－１で競り勝ち、決勝進出を決めた。この試合の前に行なわれた、もうひとつの準決勝ではスペインがオランダを下し、ファイナルへ駒を進めている。

　そんななか、スペインメディア『La Verdad』は、サッカー王国ブラジルに勝利した、若きなでしこに対して、早くも警戒心を強めているようだ。
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「サッカー女子スペイン代表チームは、守備の要であるシルビア・ロリスを中心に安定したプレーでオランダを下した。スコアは２-１だったが、奇しくもこの数字は、日本対ブラジルの試合と同じだった。

　日本は山本柚月、浜野まいかが躍動し、ブラジルに勝利を収めた。若きなでしこたちとの対戦は、2018年フランス大会の決勝以来だ。その時は日本が３-１でスペインを下している」

　また、警戒すべきプレーヤーとして山本の万能ぶりに着目している。

「日本は前半、スピードでブラジルを圧倒し、相手を絶望させ、無効化した。ハーフタイム後にブラジルは息を吹き返し、より多くのチャンスを作り出したのは確かだ。だが、この試合のベストプレーヤーである山本は、先制点を挙げただけではなく、決勝点となった２点目のゴールもお膳立てしている」

　決勝は日本時間29日11時にキックオフ予定。U-20なでしこが同大会連覇を果たせるかどうかは、スペインメディアも注目する背番号９の活躍にもかかってきそうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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