「ハマノは怪物だ」U-20なでしこの決勝進出をFIFAが称賛! 決勝点のFW浜野まいかに賛辞「新しいヒロイン」

2022年08月26日 サッカーダイジェストWeb編集部

「彼女たちは輝いていた」

殊勲弾の浜野。仲間たちと喜びを分かち合った。(C)Getty Images

 U-20日本女子代表の躍進を、国際サッカー連盟(FIFA)も称えている。

 現地時間8月25日、コスタリカで開催中のU-20女子ワールドカップ準決勝で日本はブラジルと対戦。2-1で競り勝ち、決勝進出を決めた。

 決勝点は84分。FW山本柚月のパスにするりと抜け出したFW浜野まいかが技ありのループシュートでネットを揺らした。この勝利で若きなでしこは大会連覇に王手をかけた。

 FIFAの公式HPでも日本の勝利を取り上げ、「日本はスリリングな準決勝を制した。ブラジルを下し、ハマノが鮮やかな決勝ゴールを決めた」と伝えている。
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「ハマノは怪物だ。彼女は興奮冷めやらぬ準決勝の後半途中、疲れ切っているだけではなく、負傷して芝生に倒れ、代わりの選手がタッチライン上でトラックスーツのチャックをおろしている最中だった。だが、彼女はベンチに対して、プレーを続けるという意志表示をした。そして残り6分、浜野は気力を振り絞ってブラジルのボックス内に進入し、落ち着いて決勝ゴールを決めたのである。激戦を勝ち抜いてきた日本は疲れ切っていて、チームを救うヒロインを必要としていた。そして、そのヒロインを見つけた。勝利を手にし、彼女たちは輝いていた」

 また、日本の1点目となった山本のゴールシーンも称賛。「彼女のボールコントロールは巧みだった。体勢を崩しながらもシュートを放ち、ゴール下隅に流し込んでみせた」と評している。

 ちなみにブラジルは今大会でこの試合まで11試合連続でクリーンシートを達成していた。その牙城を破っての勝利ということも、大きなインパクトを与えたようだ。

 決勝ではスペインと対戦。池田太監督は試合後、「選手全員が全力を尽くしてくれたことがとてもうれしい。彼女らも我々も、前の対戦時とは違うチーム。良い試合をしたい」と決勝にかける意気込みを語っている。決勝は日本時間29日、11時にキックオフされる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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