J１リーグ第２ステージも残すところ、あと５節。ステージ優勝争いはもとより、年間勝点に左右されるプレーオフ進出・残留争いも注目されるところだ。シーズンもクライマックスを迎え、各チームはラスト５試合をいかに戦うのか。担当記者がポイントごとに探る。
 
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ポイント１）現時点の目標と、目標到達に必要な勝点は？
J１残留／勝点８（２勝２分１敗ペース）　
 
　J１残留を最大の目標に掲げるなか、第２ステージ・12節終了時点の年間勝点は「32」。降格圏内となる16位・松本とは勝点８ポイント差で、その松本が残り５試合で全勝した場合の勝点は「39」となる。よって、現時点の順位で考えると、あと勝点８を積み上げれば、クラブ史上初の３季連続残留が決まる。
 
ポイント２）ラスト５試合に向けて現状の強み、好材料は？
 
　タレント不足の攻撃陣に多くは期待できないため、ベースとなる「堅守」の維持は不可欠。仮に守備が破綻するようだと残留への足取りは危うくなるだろう。その点、第２ステージ・12節の鳥栖戦で４試合ぶりに完封勝利を挙げた意味は大きい。残り５試合でも、まずは「失点０」を意識しながら、ワンチャンスを活かす戦いを継続したい。
 
ポイント３）累積警告や怪我人などの懸念材料は？
 
　チーム３位の４得点を奪う伊東が怪我から復帰し、今のところ怪我人やコンディション不良者は見当たらない。ただし、主力にベテランが多く、夏場に腹斜筋を負傷したCB山本は再発のリスクを抱えているのも事実だ。残留に向けた熾烈な戦いのなかで不測の事態に見舞われる可能性はないとも言えない。