「日本のメディアは敏感」浦和と対戦する全北指揮官、物議を醸した神戸戦のゴールパフォに見解。韓国では「猿のポーズと誤解した」と報道

2022年08月25日 サッカーダイジェストWeb編集部

「我々の選手は揺るがない」と強調

神戸戦のゴールセレブレーションについて言及したキム・サンシク監督。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 8月25日に埼玉スタジアムで開催されるACL(アジア・チャンピオンズリーグ)の準決勝で、浦和レッズと韓国の全北現代が対戦する。

 この大一番に先がけて行なわれた前日会見で、全北のキム・サンシク監督が、反響を呼んだヴィッセル神戸戦のゴールパフォーマンスについて言及した。韓国メディア『STN SPORTS』が伝えている。 

 22日に埼玉スタジアムで行われた準々決勝で、全北は延長戦の末に神戸を3-1で下した。この試合で、延長の104分に勝ち越し点を奪ったブラジル人FWグスタボがゴール後にスタンドに向かって見せたジェスチャーに対し、「猿のポーズで日本人を侮辱しているのではないか」という声があがった。

 また、試合終了間際にダメ押し弾を決めたムン・ソンミンも派手なダンスを披露。「挑発しているのではないか」と物議を醸し、この2つのパフォーマンスは一部のメディアで取り上げられた。

『STN SPORTS』は、「日本のメディアは去る22日、ヴィッセル神戸との準々決勝でゴールを決めたグスタボとムン・ソンミンのセレブレーションに否定的な報道をした。グスタボのハートセレブレーションを猿のポーズと誤解し、ムン・ソンミンの"管制塔セレブレーション"は『怒りを引き起こした』と伝えた」と指摘。そのうえで、指揮官の言葉を掲載している。

【動画】ゴール後のポーズが物議を醸した全北・ブラジル人FWの勝ち越し弾

「グスタボとムン・ソンミンのセレブレーションはKリーグでは普通だ。私や選手たち、Kリーグのファンの目には愛らしく見えたと思う。日本メディアで敏感だったと思う。我々の選手は、そんなことでは揺るがない。明日の試合でも、選手たちが多くのゴールを入れて、パフォーマンスを披露すればいい」

 また、主将のホン・ジョンホも「監督と同じ考えだ。日本の方々についてはよくわからないが、ムン・ソンミンのセレブレーションは彼の代名詞のようなものだ。明日も多くのゴールを決めて、パフォーマンスをたくさん見られるといい」とコメントしている。

 浦和は、神戸戦で途中出場から結果を出したグスタボとムン・ソンミンら、全北の強力アタッカー陣を封じ込められるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画】「怒りを引き起こした」と韓国報道!全北FWの"管制塔セレブレーション"

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