「一番手はキリアン」パリSGガルティエ監督、PKの優先順位を明言! キッカーを巡るエムバペとネイマールの衝突に対応

2022年08月24日 サッカーダイジェストWeb編集部

「順番はハッキリしている。確定事項だ」

軋轢もささやかれたネイマール(左)とエムバペだが、リール戦では好コンビネーションを披露。(C)Getty Images

 今シーズンからパリ・サンジェルマンを率いるクリストフ・ガルティエ監督は、問題となったPKキッカーについて言及した。スペイン紙『MARCA』が23日付けで報じている。

 アルゼンチン代表FWリオネル・メッシ、ブラジル代表FWネイマール、そしてフランス代表FWキリアン・エムバペという強力な前線トリオを擁するパリSGは、開幕戦からクレモント(5-0)、モンペリエ(5-2)、リール戦(7-1)に大勝。圧倒的な強さでシーズンのスタートを切っている。

 しかし、スター選手が多いからこその軋轢も生まれている。モンペリエ戦では、PKのキッカーを巡ってエムバペとネイマールが衝突し、ロッカールームでも声を荒げていたと報じられた。

 だが、この件を巡って、ガルティエ監督とルイス・カンポスSDは2人とミーティングを行ない、場をなだめたとされる。さらに、仏アマゾンのプライムビデオのインタビューで、指揮官は「PKの一番手はキリアンだ」と明言し、改めて序列を明確にした。
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「まず第一にキリアン、二番手がネイマールなのは確定事項だ。先週(モンペリエ戦)のような状況の後には整理されるべきこともある。私は昨日、(レアル・マドリーの)カリム・ベンゼマとエデン・アザールのやり取りも見た。誰もがスマートに振舞うべきだし、お互いの能力を理解しなければならない。決まったことにトラブルはない。うちではキリアンが一番手、ネイが二番手だ」

 ちなみに、仏紙『L'Equipe』によれば、ガルティエをよく知るエリック・ブロンデル氏がこの一連の流れをうけて、「彼はスター選手たちにどう話しかけるべきか知っている。繊細な気遣いができるタイプの監督なんだ」とコメントしている。

「ロッカールームは彼の場所なんだ。相手の首や肩を優しく掴んで、自分の人生全般について語りかけて、その時が来たらピッチやロッカールームで何を期待しているのか繊細に明かす。エムバペやネイマールのようなスターにとっても、彼は個性的でカリスマのある指揮官であるはずだ」

 リーグ3試合で17ゴール・3失点と上々のスタートを切ったパリSG。中でも5ゴール・6アシストと絶好調のネイマールは、この決定をすんなり受け入れるのか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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