開幕から４試合を消化して暫定ながら22位と、決して好ましいシーズンスタートにはなっていない。ハダースフィールドのダニー・スコフィールド監督は、マーケットが終了する前にさらなる補強を望んでいる。

　一方で、新加入の中山雄太は上々のスタートを切った。初白星を挙げた８月13日のストーク戦では、移籍後初ゴールもマーク。攻守両面でまずまずの評価を受けている。

　地元メディア『YorkshireLive』は22日、現在のハダースフィールドで株を上げた選手と下げた選手を選出。「必要不可欠」な選手のひとりに、中山の名前を挙げた。

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　同メディアは「フィールドプレーヤーでチーム最高の空中戦デュエル勝率（73.9％）を誇り、得点を挙げた４選手のひとり。後方から組み立てる上でチームの一番手となった」と評している。

「ミスもあったし、チームはまだクリーンシートを達成していない。だが、新しい国・新しいリーグに来た選手としては、ナカヤマはまずまず以上のスタートを切った」

「ナカヤマはすでにファンからの人気も確かになっており、CBを続けようが、新戦力加入で左SBに移ろうが、チーム内に日本代表選手の居場所があるのは明白だ」

　ただ、前述のとおり、チームじたいは思うような序盤戦にうできていない。リーグ・カップでは初戦敗退に終わり、リーグ戦では４試合６失点で１勝３敗の３ポイント。消化試合数の違いこそあれ、好転させたい状況であることは変わらない。

　中山は好調を維持し、ハダースフィールド浮上に貢献できるか。チームは次節、27日にウェスト・ブロムウィッチ・アルビオンと対戦する。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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