「トニは朝4時にメッセージを送ってきた」カゼミーロがマドリー退団時のエピソードを語る。新天地でロナウドとの“再共演”にも期待「残ってくれることを願っているよ」

2022年08月23日 サッカーダイジェストWeb編集部

マドリーに在籍した8シーズン半で5度の欧州制覇

ユナイテッドに新加入のカゼミーロが、マドリー退団時のエピソードを明かした。(C)Getty Images

 先日、レアル・マドリーからマンチェスター・ユナイテッドへの移籍を発表したブラジル代表MFカゼミーロが、現地時間8月22日にマドリーの退団セレモニーに出席。その後の記者会見で心境を語った。マドリーの公式サイトにその内容が掲載されている。

 カゼミーロは2013年にマドリーに加入。14-15シーズンはポルトにレンタル移籍し、翌年に復帰。アンカーのポジションで絶対的な存在として君臨し、在籍した8シーズン半の間に、5度のチャンピオンズリーグ制覇や3度のリーグ優勝など数多くのタイトル獲得に貢献した。

 マドリーの黄金期を支えたブラジリアンはクラブでの充実した日々を振り返る。

「自分の目標が達成できて、とても幸せを感じている。2013年にサンパウロを旅立ってから、このクラブにすべてを捧げると自分に言い聞かせ、試合の時だけでなく練習の時もそれを実行してきた。すべてを出し切ったし、世界一の幸せ者と言えるから今はよく眠れるよ」

 記者からの「(長年ともに中盤を形成した)トニ・クロース、ルカ・モドリッチにはどのように移籍を伝えたか?」という質問に対しては、「トニは朝4時にメッセージを送ってきて、『マドリーを去るのは本当か?』と聞いてきた」とエピソードも明かしている。

 また、移籍の決断をした理由については、「チャンピオンズリーグ優勝後、ここでの自分のサイクルは終わったと感じていた」と述べ、「新しい挑戦と目標を探している。違うリーグ、文化にトライしたい。ユナイテッドで自分の力を証明しなければならないし、マドリーでしてきたように、ユナイテッドを助けたい」と意気込む。
 
 ユナイテッドにはマドリーでともにプレーした戦友、クリスティアーノ・ロナウドが在籍している。

「クリスティアーノとはまだ話してないけど、彼と一緒にプレーするのを楽しみにしている。彼はサッカー界のアイコンだ。ユナイテッドに残ってくれることを願っているよ。それに他のチームメイトとのプレーも楽しみだ」とかつてのチームメイトとの再会や新たな同僚との共演を心待ちにしている。

「自分の価値観を伝えたい。マドリードで学んだすべてをユナイテッドに浸透させたい」と30歳の守備職人は気合十分だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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