イタリア・セリエAで韓国人選手がプレーした例は多くない。チェルシーに移籍したカリドゥ・クリバリの後釜ということも、さらなるプレッシャーとなる。だが、この夏ナポリに加入したキム・ミンジェは、新シーズンをうまくスタートさせることに成功した。

　８月21日のセリエA第２節で、ナポリは昇格組のモンツァに４-０と快勝した。キム・ミンジェは先発フル出場でクリーンシートに貢献するとともに、終了間際のアディショナルタイムにはセットプレーからヘディングシュートで初得点をマークしている。

　クラブのレジェンドであるディエゴ・アルマンド・マラドーナの名が冠されたスタジアムでのデビュー戦で、堂々のパフォーマンスを披露したキム・ミンジェを、イタリアメディアも高く評価した。

　イタリア紙『Gazzetta dello Sport』は「守備で効果的、CKでゴールに迫る場面に加え、最後に得点を挙げた。『マラドーナ』で素晴らしいデビューだ」と、ホームでの初戦で上々の出来と評している。

『Repubblica』紙も「空中戦で有能であることを裏付け、終盤にヘディングでイタリアでの初得点。マークでも注意深かった」と、攻守両面での活躍を称賛した。

　ウェブサイト『eurosport』は「フィジカルな仕事で正確。序盤にもヘディングでゴールに迫った。特別なプレーを狙うことはないが、うまく読むことができる。非常に重要だった」とたたえている。

【動画】イタリアメディア称賛！ ナポリ加入の韓国代表DFが決めたセリエA初ゴール
 

『TUTTOmercatoWEB』も「フィジカルを駆使し、あらゆる状況をとても落ち着いてコントロールできるという感触だ。終盤には初得点も。『マラドーナ』での初戦にしては悪くない」と賛辞を寄せた。

　上記のメディアはいずれも７点という採点だった。一方、ナポリ専門メディア『TUTTONAPOLI.net』は7.5点をつけ、「実質的に完璧だった」と激賞している。

「ひとつも対応を誤らず、荒くはあったが、常にとても効果的だった。先を読むのも良いタイミングで、ビルドアップでもうまく前に出ていた。序盤にも得点に迫り、終盤にゴール。最終ラインの主となるためにさらなる後押しとなるかもしれない」

　ピッチ内外でリーダーとして存在感を発揮していたクリバリが去り、落胆していたナポリ・サポーターの心を、キム・ミンジェはさらなる活躍でアツくすることができるのか。今後に注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【PHOTO】韓国女子代表が誇るビーナス、イ・ミナの可憐な厳選フォトをチェック！

【PHOTO】「美人すぎる」「可愛すぎる」Ｃ・ロナウド、メッシ、ネイマールらワールドクラスの妻＆恋人たちを一挙紹介！