決定機逸の久保建英と27分間で1G2Aのファティ。直接対決で明暗分かれた“悪魔のコンビ”

2022年08月23日 サッカーダイジェストWeb編集部

久保はスタメン、ファティは途中出場

第2節で相まみえた久保とファティ(右)。(C) Getty Images

 現地8月21日に開催されたラ・リーガ第2節で、久保建英が所属するレアル・ソシエダはバルセロナとホームで対戦。1-4で敗れている。

 2011年の夏にバルサのカンテラ(下部組織)に入団し、15年3月まで在籍した久保にとっては、自身を育ててくれた古巣との対戦だった。

"日本のメッシ"として注目を浴びた少年は、この日バルサの3バックの一角で出場したエリク・ガルシアや途中出場を果たしたアンス・ファティ、今夏にバルサからバレンシアにレンタルされたニコ・ゴンサレスらとともに"黄金世代"の主力として活躍。とりわけ、1歳下のファティとは、ふたりでゴールを量産し、"悪魔のコンビ"として恐れられた。

 ただ、この試合では、明暗が分かれるかたちとなった。先発出場した久保は、1点をリードされて迎えた6分にフレンキー・デ・ヨングからボールを奪い、アレクサンデル・イサクの同点弾の起点となったものの、27分のビッグチャンスではシュートを枠に収められなかった。

【動画】27分間で2ゴール・1アシスト!かつての相棒・久保の前で躍動するファティ

 一方、1-1の状況で63分からピッチに立ったスペイン代表アタッカーは躍動。いきなり66分にヒールパスでウスマンヌ・デンベレの勝ち越し弾をアシストすると、その2分後にもロベルト・レバンドフスキのこの日2点目をお膳立て。さらに79分には、ゴール前で落ち着いて4点目を叩き出し、27分間で1ゴール・2アシストと特大のパフォーマンスを披露した。

 いまやバルサの10番を背負うファティと、そのバルサの宿敵レアル・マドリーを経て、"ラ・レアル"で新たな一歩を踏み出した久保。いまでも仲が良いという両者は、カタール・ワールドカップのグループステージでも対戦するかもしれない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【画像】少年時代の久保、E・ガルシア、ファティを写した貴重な写真

【動画】「漢の背中だ」「でかくなってる」試合後に上半身裸で一人ピッチを歩く久保建英

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