８月18日にACL（アジア・チャンピオンズリーグ）のラウンド16が埼玉スタジアムで行なわれ、J1リーグでは16位に沈むヴィッセル神戸が、首位を走る横浜F・マリノスに３－２で勝利。日本勢対決を制し、８強入りを果たした。

　７分に飯野七聖のループ弾で先制した神戸は、その２分後に追いつかれるも、31分にハンドで得たPKを佐々木大樹が決めて、再び突き放す。後半、80分に小田裕太郎が奪ったゴールでリードを広げると、89分にアンデルソン・ロペスに得点を許して１点差に詰め寄られるも、このまま逃げ切った。
　
　ベスト16に２チーム（同日の直接対決で全北現代が大邱に２-１勝利）を送り込んだ韓国のメディアは、世界的名手のアンドレス・イニエスタと、今年７月に神戸へ移籍するまで同国の仁川でゴールを量産し、今季もKリーグで得点ランキングトップ（14点）に立っていたステファン・ムゴシャをベンチに置いたまま、Jの首位チームを撃破した神戸に驚いているようだ。
 

『Xports News』は「イニエスタも必要なし。神戸が横浜を３-２で制圧し、８強進出」と題した記事を掲載、「Jリーグで降格しそうなところにいる神戸がイニエスタを使わずに、首位の横浜を破ってベスト８に進出した」と報じている。

「神戸は特に影響力の大きいイニエスタ、助っ人アタッカーで、Kリーグで得点ランクトップだったムゴシャがベンチスタートであったにもかかわらず、２人を投入せずに結果を出すポテンシャルを見せた」

　また、『FourFourTwo』も「ムゴシャとイニエスタがベンチで待機した神戸が、横浜を制圧して８強に進んだ」と報道。『OSEN』は「"ムゴシャがベンチ"の神戸が３-２で横浜を下す大惨事」と見出しを打ち、「現在、神戸はリーグ16位で降格圏が近づいている一方、横浜は首位を走っている。驚くべき結果だ」と伝えている。

　韓国勢最後の砦となる全北現代は、神戸はと準々決勝で対戦する可能性がある。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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