「カマダが勝点1を守った」“ボランチ”の鎌田大地と2列目のゲッツェ、フランクフルト地元紙の評価は?

2022年08月14日 サッカーダイジェストWeb編集部

「彼を6番とみるべきか?」

ボランチでリーグ戦初先発を果たした鎌田。(C)Getty Images

 現地時間8月13日に開催されたブンデスリーガ第2節で、長谷部誠と鎌田大地が所属しているフランクフルトは、敵地でヘルタ・ベルリンと対戦。1-1のドローに終わっている。

 鎌田はこの試合で今季のリーグ初先発。本職の2列目ではなく、いわゆる"6番"のボランチでプレーした。3分にパスミスからピンチを招き、失点の原因を作ったが、48分にはリーグ戦初ゴールとなる同点弾を決めている。

 欧州メディア『EUROSPORT』ドイツ版は「カマダがフランクフルトの勝点1を守った」と伝え、地元紙『Frankfurter Rundschau』は「まずまず」の評価を与えている。

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『Frankfurter Rundschau』は「彼は6番としてさらなる攻撃力を発揮するはずだったが、不本意ながら試合開始直後はヘルタのメリットとなっていた。3分に彼の不注意でボールを失い、ヘルタにリードを許す結果を導いてしまった」と指摘しながらも、こう続けている。

「だが、その後にミスを取り返すべく、ルーカス・アラリオの絶好機を演出するなど、ゴールに迫って仕掛け続けた。自らボレーシュートも放ち、後半からは落ち着いて入ることができていた」

 そして、起用法については「彼は"6番"が得意なのかそうではないのか? この問いかけに対する答は、そう簡単に出るものではない」と綴っている。

 一方、鎌田の本来のポジションである2シャドーの一角に入った元ドイツ代表MFマリオ・ゲッツェについては「良くない」と評価している。

「最初の30分は本当に何もなく、多くの人が『ゲッツェはピッチにいたのか?』と自問自答しただろう。その後、雪解けは進み、前半終盤には1つか2つの良いアイデアを見せたが、その後も目立たなくなり、交代した。これもまぎれもない真実の一部だ」

 フランクフルトはリーグ2試合を終えて1分1敗。主力であるフィリップ・コスティッチのユベントス移籍が決定したことから、オリバー・グラスナー監督はフォーメーション変更も考慮すると明かしている。鎌田、そしてゲッツェの起用法は今後も注目を集めそうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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