ヴァイラー退任の鹿島、後任はコーチから昇格の岩政大樹。今季序盤は代行監督としてチームを指揮「クラブを救いたい。輝かせたい」

2022年08月08日 サッカーダイジェストWeb編集部

「求められているのは”新しい鹿島”を創り上げること」

ヴァイラー監督の退任を受け、コーチから昇格した岩政新監督。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 鹿島アントラーズは8月8日、レネ・ヴァイラー監督の後任に岩政大樹コーチが就くことを発表した。

 鹿島は7日、フットボールにおける現状と今後の方向性を協議した結果、双方合意のもとヴァイラー監督との契約を解除したと発表。チームはリーグ戦で24試合を消化し、11勝7分6敗の成績で5位。直近5試合は3分2敗と白星から遠ざかっている。

 岩政新監督は就任にあたり、以下のようなコメントを寄せている。

「鹿島アントラーズの監督という仕事は、確かに私の心に志していた未来でしたが、まさかこれほど早くとは想像もしていませんでした。不安や恐れがないかと言ったら、それは嘘になります。ただ、今この状況で、自分にしかできないことがあるとも感じています。

 そして何より、うちの誇れる選手たち、サポーター、そしてクラブを救いたい。輝かせたい。そう心が傾いたら、悩むことは何も無くなりました。アントラーズは勝たなければならないクラブです。今年も残るすべての試合に勝ち、タイトル獲得を全力で目指していきます。

 同時に、今鹿島に求められているのは"新しい鹿島"を創り上げることです。そのために、伝統ある『これまでの鹿島』を正しく定義し、新しい時代の『これからの鹿島』を選手たちと一緒に、そして皆さんと一緒に、手探りで見つけ出していきたいと思っています。鹿島が鹿島であるために。カシマがカシマであるために」
 
 岩政新監督は、コロナ禍で来日が遅れたヴァイラー監督に代わり、シーズン当初は代行監督を務め、リーグ戦では4節までチームを指揮。3勝1敗の成績だった。

 タイトル奪還を期す鹿島は、新体制のもと、優勝戦線に浮上できるか注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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