なぜ前田大然は前半で交代したのか。ポステコグルー監督が説明。代わったライバルの活躍で地元メディアは「マエダは多くをもたらしているが…」

2022年08月07日 サッカーダイジェストWeb編集部

「深刻なことは何もない」

開幕2戦目は前半で交代となった前田。(C)Getty Images

 セルティックは8月6日、スコットランド・リーグ第2節でロス・カウンティと対戦し、敵地で3-1と勝利した。古橋亨梧が今季初ゴールで均衡を破ると、一度追いつかれたものの、終盤の2ゴールで突き放している。
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 古橋とともに先発出場した前田大然は、前半のみのプレーとなった。ハーフタイムにリエル・アバダと交代している。そのアバダはアディショナルタイムに3点目を挙げ、勝利を決定づけた。

 セルティック専門サイト『THECELTICWAY』によると、アンジェ・ポステコグルー監督は試合後、前田について「少し打撲を負った。でも、OKだ。深刻なことは何もない。大丈夫だろう」と述べている。

「後半はボールを持てて追い風になると分かっていたので、そういう状況でアバダが相手を抜けるとも思った。インパクトを残せると思ったし、実際にそうしてくれた」

 
 状態が深刻ではないという指揮官の発言は心強いが、代わったアバダの活躍は前線の競争を激化させるかもしれない。

 セルティック専門サイト『67 HAIL HAIL』は「開幕から2試合はマエダが左サイドの先発に選ばれたが、今日の貢献でアバダも来週のキルマーノック戦ではポジション争いに割って入るだろう」と報じた。

「マエダはセルティックに多くをもたらしているが、左サイドでジョッタを優先させ、右サイドで日本代表とアバダを競わせる価値があるかどうかを検討するのは正当な疑問だ」

 同メディアは「ジョッタは後半、左サイドで本当に生き生きとし、3得点すべてに絡んだ。マエダは右サイドでもその動きと献身的な仕事を提供できる。そうすることでセルティックはジョッタのベストを楽しめる」と続けている。

「最終的に決めるのはポステコグルー監督だ。やむを得ないものだったかどうかにかかわらず、今日の交代は悪くなかった」

 豊富な運動量と献身的な動きで確かな評価を得ている前田だが、チャンピオンズ・リーグにも出場する今季、セルティックが健全な競争で全体のレベルアップを図ろうとするのは想像にかたくない。

 まずは前田のコンディション、そして14日のキルマーノック戦での指揮官の選択が注目される。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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