「悔しさや鬱憤を全てぶつけて」ジュビロが磐田東高とのフレンドリーマッチ開催を発表。コロナでインハイ出場辞退…OBら選手たちから熱いメッセージ続々

2022年08月05日 サッカーダイジェストWeb編集部

「コロナ禍の中で致し方ないとはいえ、凄く心が痛みました」

磐田東高は2005年大会以来となるインターハイ出場決定も、新型コロナの影響で出場辞退を余儀なくされた。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 ジュビロ磐田は8月5日、今夏に行なわれたインターハイ(全国高校総体)で出場辞退を余儀なくされた磐田東高とのフレンドリーマッチ開催を発表した。同校へ向け、OBら選手たちから続々と熱いメッセージが上がっている。

 磐田東はこれまで、静岡学園や藤枝東、藤枝明誠といった強豪ひしめく静岡県予選をなかなか勝ち上がれず、全国出場を逃してきたが、今年のインターハイ予選でついに優勝。16大会ぶり2度目となるインターハイ出場の切符を掴んだ。

 しかし、新型コロナウイルス感染症の影響により、初戦を目前にして大会出場を辞退。これを受けて磐田は、「高校3年間という短い時間をサッカーに捧げる選手たちにとって、『全国』という何物にも代えがたい経験を奪われてしまった悲しみ、喪失感は計り知れません」としたうえで、「『磐田東の選手達がまた前を向いて、サッカーと共に生きていけるように』というジュビロ磐田の選手・スタッフ一同、そして声を上げてくださったサポーターの皆様の想いから」フレンドリーマッチの開催を決定した。

 試合は8月20日の10時キックオフ(試合時間:30分×2本)。会場はヤマハスタジアムで、磐田のトップチームとU-18が磐田東高と対戦する。

 開催にあたり、磐田の監督や同校のOBら選手などから、クラブ公式サイトやSNSを通じて続々とコメントが上がっている。
 
●伊藤彰監督
「全国高校総体辞退のニュースを受け、大変驚きました。コロナ禍の中で致し方ないとはいえ、凄く心が痛みました。選手たちの悔しさは計り知れません。我々、ジュビロ磐田として何かできることはないかと、今回のフレンドリーマッチを開催させていただくこととなりました。我々は全力で闘います。静岡県代表の磐田東高校とジュビロ磐田とで素晴らしい試合にしましょう。そして冬の選手権に向かって、また強い磐田東高校になることを願っています」

●MF上原力也(磐田東高卒)
「高校総体という素晴らしい舞台の欠場、とても残念に感じましたし、選手の皆さんは悔しい想いをされたかと思います。全国大会でできなかった真剣勝負、僕たちと戦わせてください。全力で戦いましょう!楽しみにしています」

●DF小川大貴
「高校総体欠場というニュースを聞き僕自身も大変驚きました。僕達ジュビロ磐田でも何かできることはないかと考え、今回の試合を開催させていただくことになりました。総体欠場の悔しさは本当に計り知れません。その悔しさや鬱憤を全て僕達にぶつけてください。僕達もその気持ちに応える為に、全力で戦うことを約束します!!」

●MF山田大記
「総体辞退、掛ける言葉が見つからない。それならば『ピッチの上で、ボールを通して』部員のみんなが何かを感じて、成長に繋げてくれたら嬉しいですね。実現のためにご尽力いただいた皆さんありがとうございます」

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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