プレミアで“膝つき”に見直しの動き!以前にはパレスFWが「ただのルーティーンになっている」と直立不動で拒否

2022年08月02日 サッカーダイジェストWeb編集部

全試合から一部のみに規模縮小か

今ではすっかりお馴染みとなった膝つきポーズ。開始から2年が経ち、見直しの動きがある。(C)Getty Images

 イングランドで、人種差別反対の意味が込められた"膝つき"に見直しの動きがあるようだ。英公共放送『BBC』などが伝えている。

 そもそもこのポーズは、2016年にアメフト選手のコリン・キャパニックが、国歌斉唱の際に起立せずに座ったことが始まりとされている。アフリカ系アメリカ人に対する警察の残虐行為への意識向上を目的に行なったというジェスチャーは、たちまち全米で話題になり、やがて世界へと広まった。

 プレミアリーグでは、2020年のコロナ禍による中断を経ての再開後から、試合開始前にピッチに膝をつくようになっていた。

 しかし、現在では形骸化も指摘され、昨年3月にはクリスタル・パレスのコートジボワール代表FWウィルフリード・ザハが、直立不動でポーズを拒否。「今ではただのルーティーンになってしまっている。膝をついたり、シャツの背中に『Black Lives Matter』の文字を入れたりするのはやめようと思う」と語っていた。
【画像】全員膝をつくなか1人直立不動!プレミア初のシーンをプレイバック
 開始当初と比べ、影響力の低下が窺えるなか、先月28日には、20のクラブのキャプテンが集まる会議で、このテーマについて話し合いがなされた。情報筋によれば、「選択した」試合でのみ膝をつく方向性で、今月5日のリーグ開幕前に最終的な結論が出される予定だという。プレミアリーグは、選手たちがどのような決断を下そうとも、それを支持するとしている。

 先陣を切って行なわれるパレス対アーセナルの一戦では、キックオフ前の選手たちの行動にも注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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