「でたらめでも受け入れなければならなかった」レバンドフスキが古巣にチクリ。バルサ移籍に「アーリングは関係ない」とも

2022年08月01日 サッカーダイジェストWeb編集部

「何が起こったのか、正確に話したくはない。でも…」

8年在籍したバイエルンを退団し、バルサに移籍したレバンドフスキ。(C)Getty Images

 ロベルト・レバンドフスキが大手スポーツメディア『ESPN』のインタビューに応じ、自身の報道における誤りを指摘した。

 今月21日に34歳となるポーランド代表FWは、バイエルン退団希望を公然と口にし、バルサへの移籍を志願するも、取引はなかなか成立せず。こじれた末に先月19日、4500万ユーロ(約63億円)+出来高1500万ユーロ(約21億円)の移籍金で、ようやく話はまとまった。

 移籍を巡っては、「ドルトムントから今夏、マンチェスター・シティへ活躍の場を移したアーリング・ハーランドに、バイエルンが興味を示していたことが根底にある」とも伝えられていたが、レバンドフスキ本人はこれを否定。「いや、それはアーリングとは関係ない」と訴えている。

「何が起こったのか、正確に話したくはない。でももし『移籍を決めたのが彼のためだったのか』という質問なら、答えはノーだ。彼がバイエルンに移籍しても問題はないと思っていたよ。ある種の人々は僕に真実を語らず、異なった事実を伝えるんだ」

 そのうえで「最終的には、何かが上手くいかないということが分かったし、バイエルンを出て、バルセロナに移籍するには良いタイミングだと思ったんだ」と明かしている。
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「チームメイトとも、スタッフとも、コーチとも、とても良い関係でいられたし、美しい時間を過ごせたから、これらのことが恋しくなる。僕たちはピッチ上の友人というだけでなく、それ以上のものを持っていたんだ。でも結局、この章は終わり、僕は人生の新しい章、キャリアの新しい章を開くことになるんだ」

 レバンドフスキはさらに、自身の退団に不満を持つファンをなだめるために、バイエルンがいくつか情報をでっち上げたとも訴えている。

「バイエルンを去る前の数週間に起こったことは、もちろん政治的なことでもある。クラブは、なぜ僕を他のクラブに売ることができるのか、その論拠を探ろうとしたんだ。ファンに説明するのが難しかっただろうからね。だから僕はそれがでたらめだとしても、受け入れなければならなかった。でも最終的には、この時期でもファンが僕をたくさんサポートしてくれていることを知れたよ」

 一方、バイエルンのCEOオリバー・カーン氏は、375試合で344ゴールを記録したレジェンドに対し、「感謝しなければならないことは重々承知している。ただ、過去にも偉大な選手たちが去ったが、バイエルンの世界が崩壊することはなかった。それどころか、さらに成功を収めながら(クラブの歴史が)続いていくことが多いのだ」と声明で伝えている。

 現在の関係性は当事者にしか分からない。だが、少なくとも両者の視線はすでに次のステージにあり、新たな成功に向けて歩みを進めていることは間違いない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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