前橋育英が13年ぶりのインターハイ制覇! 終了間際、高足善の劇的決勝弾で帝京を下し、夏の日本一に!

2022年07月30日 サッカーダイジェストWeb編集部

帝京は粘り強く守ったが…

決勝ゴールを挙げた高足。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 徳島インターハイ(全国高校総体)の男子サッカーは7月30日、決勝戦の帝京(東京)対前橋育英(群馬)を開催。前橋育英が1-0で勝利を収めた。
 
 プリンスリーグ関東で現在2位につける帝京と、プレミアリーグEASTで4位に位置する前橋育英の関東勢対決。立ち上がりから主導権を握ったのは、後者だった。
 
 前橋育英は前半5分、右サイドを突破した大久保帆人(3年)がペナルティエリア右に進入。思い切りよく右足を振り抜くも、身体を投げ出した大田知輝(3年)のブロックに阻まれた。
 
 前半22分には味方のパスに反応した小池直矢(3年)が左サイドを抜け出す。GKが飛び出しており、ゴールは無人となっていたが、素早くカバーに戻った敵DFの守備に遭い、ネットを揺らせなかった。
 
 相手の猛攻を粘り強く耐えしのぐ帝京。前半30分にも、左CKからヘディングで決定的なシュートを放たれたが、松本琉雅(3年)がゴールライン上で決死のセーブ。その直後、カウンターから松本がドリブルで中央突破。シュートは相手GKに弾かれ、そのこぼれ球に伊藤聡太(3年)が反応するも、ふたたびGKに止められ、得点とはならなかった。
 
 後半もボールを保持し、テンポの良いパス回しで攻勢を仕掛ける前橋育英と、身体を張った守備からの速攻を狙う帝京の、お互いの気持ちがぶつかり合う見応え十分のバトルに。
 
 そして終了間際の後半35+1分についに試合が動く。味方からの縦パスを受けた高足善(3年)が前を向いてドリブルを開始し、華麗な突破でDF2人をかわして右足を振り抜く。強烈なシュートはGKに触られたが、そのままゴールに転がり込んだ。
 
 このゴールが決勝点となり、前橋育英が2009年以来、13年ぶり2度目のインターハイ制覇を成し遂げた。
 
構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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