日本代表は７月27日、E-１選手権の最終戦で韓国代表と豊田スタジアムで対戦し、３－０で快勝。同大会を２勝１分で終え、９年ぶりの大会制覇を成し遂げた。

　チームを勢いづかせる先制弾は相馬勇紀。49分に右サイドのペナルティエリア手前でパスを受けた藤田譲瑠チマからのクロスに、左サイドで反応。素早い出足でマーカーを振り切ると、ヘディングでニアサイド上を打ち抜いた。

　試合後にフラッシュインタビューに応じた相馬は、「（藤田）ジョエル選手からすごく良いボールが上がって、クロスのところは中に飛び込もうと思っていた。日頃からヘディングを練習していたので、しっかりと入って良かったです」と得点シーンを振り返る。

　また、この試合で秘めていた想いも打ち明けた。

「今年、ホームなのにまだこのスタジアムでは取ってなかったので、今日は絶対に取ってやろうという気持ちで、本当にそれが達成できて良かったです」と、所属する名古屋グランパスのホームでもある豊田スタジアムで決めた今年初ゴールを喜んだ。
【動画】相馬勇紀の日韓戦、渾身のヘディング弾！

　初戦の香港戦で２ゴールを決めている相馬は、今大会３得点。「結果が出たのは素直に良かった。ただ、自分はプロセスも追っているので、そこを振り返りたい。この日はもっともっと取れるシーンもあった。特に前半、ポストに当ててしまったシーンもあったので、もっともっと向上心を持ってやっていきたいです」。そして、今年11月から開催されるワールドカップへの想いをこう語った。

「まだまだ、日々のプレーで成長できるかがそこにつながると思う。目の前のことをしっかりとやって、その先に入れるか入れないかだと思うので、まずは自分のレベルアップを目ざしてやっていきたい」

　今回のA代表での経験が、さらにその成長を加速させるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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