「いつもどおりにやったらゴールに結びついた」。藤田譲瑠チマが横浜勢の連係で奪った得点を振り返る「自信につながった」

2022年07月27日 サッカーダイジェストWeb編集部

「マリノスでも練習していた形」

先制点をアシストした藤田が、ゴールシーンを振り返った。写真:塚本凜平(サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

 Eー1選手権を戦っている日本代表は7月27日、豊田スタジアムで韓国代表と対戦。3-0で完勝し、同大会の優勝を果たした。

 試合は49分に藤田譲瑠チマのアシストから相馬勇紀が先制ゴールを決め、63分にはCKから佐々木翔がネットを揺らす。さらに72分には町野修斗がダメ押しの3点目を奪った。

 先制点をアシストした藤田は、まずは1ゴール目を振り返った。

「マリノスの選手がすごく関わっていた印象で、右で崩してから、リュウくん(小池龍太)がボールを持って、自分と(岩田)智輝くんが同じラインに入ることで、相手の意識が散漫になった。それで自分はフリーになったので、一番良い選択ができました」

 そして西村拓真への縦パスで3ゴール目にも関わった藤田は、こう話を続けた。

「3点目に関しても、右から崩していって、マリノスでも同じようなタイミングで拓真くんがああやって落ちてきてくれるし、リュウくんもそのタイミングで3人目の動き出しで裏を狙っている。それはマリノスでも練習していた形ですし、試合でも出せているので、いつもどおりにやったら3点目もゴールに結びついた。そういった形が代表でも通用したのは自信にもつながった」
 
 やはり横浜勢との連係が大きかったようだが、藤田個人のパフォーマンスも素晴らしかった。手応えと課題については、次のように語った。

「今日できたことは特に後半、自分のところでテンポを出し、得点に結びつくパスも出せた。奪ってからそのまま持ち運ぶボックス・トゥ・ボックスの動きはできたと思います。ただ、改善するところはある。奪い切れるところで奪い切れなかったり、攻撃のところでバックパスをミスしたところは直していきたい」

 Eー1選手権で活躍できた藤田だが、11月のカタール・ワールドカップについては「行けたらいいですけど、そんなに簡単な壁ではない」と言う。地に足をつけて言葉を紡いだ。

「この大会をきっかけに自信はついた。Jリーグでもしっかり活躍して、そういった日々の日常を評価してもらえたら嬉しいです」

 Eー1選手権で自信をつけた藤田が、横浜でどんなパフォーマンスを見せるのか注目だ。

構成●サッカーダイジェスト編集部

【PHOTO】E-1選手権に挑む日本代表招集メンバーを一挙紹介!

【PHOTO】日本代表を応援する「美女サポーター」を厳選!
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事