「後半はエネルギーが下がる」日本の“狙いどころ”を明かした中国指揮官「中盤で負けないようにすれば…」

2022年07月24日 サッカーダイジェスト編集部

「ポゼッションを増やすこと、アタッキングサードに入って攻撃にも力を入れるのがゲームプランだった」

「自分たちのサッカーができれば対応できると思っていた」と引き分けに持ち込めたことに手応えを示したヤンコビッチ監督。写真:塚本凜平(サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

 日本代表は7月24日、豊田スタジアムで行なわれたE-1選手権の第2戦で中国代表と対戦し、0-0の引き分けに終わった。
 
 日本は序盤からポゼッションで上回り、リズム良くボールを回してチャンスを作るも、中国の分厚い守備陣を崩しきれない。後半も流れは日本。53分には脇坂泰斗のパスをエリア内で受けた細谷真大が、84分には相馬勇紀のクロスから杉岡大暉がビッグチャンスを迎えるが、これも決め切れず、試合はそのままスコアレスドローで決着した。
 
 試合後、中国代表のアレクサンダル・ヤンコビッチ監督はオンライン会見で、日本戦への対策についてこう語った。
 
「強いチームと戦ったとしても、ディフェンスに頼るだけではいけない。(初戦の)韓国戦での反省を活かしてディフェンス面を修正し、韓国戦よりもポゼッションを増やすことを考えた。また、アタッキングサードに入っていくことが重要になるため、攻撃にも力を入れるのがゲームプランだった」
 
 そして、日本戦の勘所に関しては、「日本は非常に力のあるチームで、素晴らしいディフェンスのシステムを持っているため対抗するのは大変だが、後半はエネルギーが下がってくる」と指摘するとともに、「あまり攻撃に力を入れ過ぎず、ボールをポゼッションして一定の距離を保ちながら、若手主体というフレッシュな点も活かして中盤で負けないようにして、自分たちのサッカーができれば対応できると思っていた」と引き分けに持ち込めたことに手応えを示した。
 
 第3戦は7月27日に豊田スタジアムで、日本代表は韓国代表と、中国代表は香港代表と対戦する。
 
構成●サッカーダイジェスト編集部
 
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