「亮君の良さを最大限に引き出すことがタスク」小池龍太が語るSBの“流儀”。「2人で反省している」こととは?

2022年07月24日 サッカーダイジェストWeb編集部

宮市は横浜でも共闘する小池に絶大な信頼

代表デビューを果たした小池。横浜でも共に戦う宮市と好連係を見せたが…。写真:塚本凜平(サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

 日本代表は7月24日、E-1選手権の第2戦で中国代表と豊田スタジアムで対戦した。

 日本は立ち上がりから圧倒的に押し込み、いくつも決定機を作ったものの、最後までゴールを奪えず。U-23主体の中国を相手に、屈辱のスコアレスドローに終わり、19日の香港戦(〇6-0)からの連勝を逃した。

 代表初出場となった小池龍太は、右SBでフル出場。試合後の会見ではまず「日本代表でデビューできたことをすごく嬉しく思っている。日の丸を背負って初めてプレーしたので、国家を聞いたときは気持ちがすごく引き締まった。これまで培ってきたストーリーがあるので、思いっきり表現しようと思った90分だった」と熱い想いを伝えたうえで、自身のプレーをこう振り返っている。

「個人的にはすごくポジティブに90分間戦ったつもりだし、自分の100パーセントをそのままぶつけた。一つひとつのプレーの選択やクオリティはもちろん上げていかなくてはいけないが、後悔とはなく、自分がプレーした内容に納得している。でももっと成長できると個人的に思っている」
 
 所属の横浜F・マリノスでも共闘する右サイドハーフの宮市亮とは、好連係を見せ、チャンスを作った。宮市は「マリノスのときから左右にかかわらず、彼が後ろにいてくれるとすごくプレーしやすい。そこに関しては龍に助けられた部分は非常にあった」と3歳年下の後輩を称えるなか、小池はSBの"流儀"を以下のように訴えた。

「やはり亮君の良さを最大限に引き出すことが後ろにいる選手のタスク。そこは彼の特長を存分に発揮させる役割を担えたんじゃないかなと思っている。もちろん、まだまだ(特長を)出せたプレーや合わなかったプレーもある。右サイドでもっと攻撃の質を上げたり、決定的な仕事ができなかったのは2人で反省しているので、まだまだ自分たちで成長できるところ」

 日本は27日に4大会ぶりのE-1制覇を懸け、今大会2戦2勝の韓国と最終戦を戦う。小池と宮市は出場したならば、ゴールという最高の結果でコンビの価値を示せるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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