「28年間、全ての高校生でスキル・センスは一番」青森山田・黒田剛監督が明かす“柴崎岳伝説”「驚きが常にあった」

2022年07月24日 サッカーダイジェストWeb編集部

「彼が日本代表にならなければ誰がなるんだろうくらいの衝撃」

鈴木氏のYoutubeチャンネルに黒田監督が出演。教え子の柴崎について語った。(C)SOCCER DIGEST

 元日本代表MFの鈴木啓太氏が7月23日、自身のYouTubeチャンネルで最新コンテンツを投稿。全国高校サッカー選手権で3回、インターハイでは2回優勝の実績がある青森山田の黒田剛監督がゲスト出演し、教え子の日本代表MF柴崎岳について語った。

 青森山田中から青森山田高へ進む柴崎と黒田監督との出会いは、後の日本代表MFが小学6年生だった年の10月だった。当時の印象を黒田監督はこう振り返る。

「こいつ凄すぎる。5、6メートル先から来るパスに対して、(顔を上げてあたりを見渡し)2か所を見て足もとで急に判断を変えてしまう。そして、サッカーがすごくしなやか。ちょっと別格。彼が日本代表にならなければ誰がなるんだろうくらいの衝撃を受けた」

 黒田監督は柴崎をスカウト。若き俊英は「俺はプロになりたいから、青森山田中学校に行きたいんだ」と1週間かけて両親を説得したという。そして、当時は中学校も指導していた黒田監督の指導を受けることに。
 
 入学すると、柴崎は次々と"飛び級"していく。中学1年からレギュラーに抜擢。中学2年で高校の公式戦に出て、中学3年では全日本ユースに全試合出場。高校1年で柏レイソルのトップチームに練習参加した。黒田は「環境を与えたかった。先取りで、いろんなことを経験させたかった」と当時の思いを明かす。

 柴崎を「サッカーの持っている感覚、他の人が想像できないものを描いている」と分析し、「中学1年から卒業する高校3年生までの6年間、そういう驚きが常にあった」として、最高級の評価をした。

「28年間全ての高校を見ても、サッカーのスキル・センスだけで評価したら、彼を超える選手は見たことがない」

 プロサッカー選手を多数輩出している名将・黒田監督にとっても、柴崎は飛びぬけた存在だったようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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